三菱自動車の批判を行う自動車評論家とは

自動車ジャーナリストの池田直渡氏の記事において、三菱自動車を批判する下げの記事内容に違和感を覚え、反論意見を書いてみました。

池田直渡氏への三菱以外の意見まとめ

三菱自動車の批判1 “重罪”

三菱自動車の“重罪”
自動車産業全体を揺るがす大事件へと発展した、三菱自動車の燃費不正操作。事件はなぜ起きたのか? 根源には、同社の“隠蔽体質”がある。

この記事に重要なキーワードが抜けている。この方は知らないのだろうか。

それは「コンプライアンス」である。三菱自動車の燃費偽装記事に他の自動車評論家は必ずこのキーワードが入っている。あの国沢氏であっても常識的ワードであるから当然入っている。三菱は過去のリコール偽装問題で多大な犠牲を払った。池井戸氏の小説にもなった。映画化もされた。

2002年の死亡事故からたった3年しか経っていない。それでもうみそぎは済んだというのか

済んでいる。済まなければ、企業として営業活動は出来ない。

事故の被害者の気持ちは永遠に収まらないかもしれない。
しかし、企業としては法的処罰や賠償だけでなく、長期間の業績不振により相当数の社員が去ったはずである。この不祥事により、社会的な制裁は受けていると考えるべきでしょう。

この自動車評論家の上から目線の記事に、正義の三菱自動車社員は怒りを覚えるだろう

日本では、コンプライアンスという言葉が浸透している。形骸化した部分もあるだろうが、純粋な自動車評論と過去の話は切り離して語るべきである。

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社会的な制裁措置としても企業の対応としても「みそぎは済んだ」と考えるべきだ。

日本の社会はすでにコンプライアンスという倫理観が浸透しており、自動車評論家が騒ぐまでもない。今後、大幅な売り上げ減少という三菱自動車は社会的な制裁を受けて、さらなる改善が図られるだろう。

三菱自動車の批判2 燃費のウソとホントと詳細

燃費のウソとホントと詳細
この数週間、自動車メーカーの燃費不正問題に話題が集中しているが、その議論に関して混乱が見られるのではと感じている。なぜカタログ燃費と実燃費が乖離しがちなのか、この点も整理したい。

カタログに書かれている燃費のコンマ1ケタの差など、現実世界では誤差に過ぎない。参考にするなとは言わないが、絶対的な数値だと思ってはいけない。

こんなこと書いて良いのだろうか?
自動車に興味の無い、一般の三菱車ユーザーにとって、カタログ表記をそのままリアルと思っても不思議は無いだろう。世界基準で見ればJC08ルールが最近まで当たり前だったガラパゴスな日本の現実を認め、世界基準にやっと追いつきつつある状況を語るのが、自動車評論家のあるべき役割だろう。

カタログ燃費より実燃費が良くなる実例も少なくはない

こんな小さな事象を切り取り、全体論を振りかざす、いつものパターンですね。
ネット上には、ユーザーの実燃費情報が当たり前のように取得できる。

JC08モードにと、徐々により現実に近い形の運転パターンに改められてきてはいる。

この方は、米国EPA予想燃費を知らないのだろうか?
日本のユーザーの燃費平均値を知らないのだろうか?

新型プリウスの米国EPA予想燃費は、市街地が約23km/L、高速が約21.3km/L、複合モードが約22.1km/Lである。自動車ユーザーサイト(みんカラ)でも、平均21.49km/L (66459人_2021/4)である。http://minkara.carview.co.jp/car/toyota/prius/nenpi/

プリウスカタログ(JC08_40.8km/L)の現実乖離が一目瞭然です。

→池田氏は、このページで指摘するまで、当たり前の事実を知らなかった模様。

WLTPとダウンサイジングターボは欧州発案なのに

日本ではガラパゴス燃費のJC08を改め、WLTP/WLTC規格へ変更しました。これは、ダウンサイジングターボ全盛の欧州規格WLTPがベースであり、より実態に近いものです。EPA(アメリカ環境庁)の方がさらに実燃費に近いものです。当然、ダウンサイジングターボは、超高速の本場アウトバーンでパワーと燃費を両立する技術です。当然、欧州立案規格WLTPで不利なこと一切、有り得ません。池田氏は、日本のJC08からWLTC(WLTP)の規格変更で、これからダウンサイジングターボが不利になるような論調ですが、全くの誤りです。(欧州は、もともWLTP/ターボなのですから)

当然、三菱の1.5ターボはCVTとの組み合わせにより、高速燃費では不利にならず、EV化までは主役であり続けるでしょう。

三菱自動車の批判3 マツダのリコールは全スルー

スバルや三菱のリコールは大々的に批判する池田氏です。
もし、リコールに対してメーカーの姿勢を問うのであれば、リコール隠蔽事件だけを批判しても意味がないでしょう。特にマツダディーゼルのリコール頻発、ディーゼルの煤問題への指摘が一切ない記事内容は、明らかな偏りと受け取られているでしょう。

三菱自動車の批判4 まとめ

自動車メーカー別リコール件数一覧

消費者庁リコール情報より(2003-2021/5)

メーカー 件数
トヨタ 224
スズキ 212
三菱 203
マツダ 199
スバル 112
日産 100
ダイハツ 77

あくまで件数であり、重要度・重大度を示すものではありませんが、メーカー規模に比べ三菱がリコールを実施していることがわかります。これは、メーカーとして、コンプライアンスを守る姿勢が窺えるものではないでしょうか。

池田直渡氏
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