トヨタは2035年に日本を出ていくと煽る評論家

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池田直渡氏は「トヨタは既に日本を諦めつつある。日本のマスコミと日本の政治家相手に、真面目にカーボンニュートラルを進めようとしても、どうせ理解されないし、ディスられてエネルギーロスし、消耗する。意味がないし労力がもったいない。」の言い分は、本当なのか?を解説します。

2035年のトヨタとは

トヨタは日本を諦めつつある 豊田章男社長のメッセージ

トヨタは日本を諦めつつある 豊田章男社長のメッセージ
日本の自動車業界は今後どうなるのか。タイトヨタの設立60周年記念式典、およびトヨタとCPグループとの提携に関する発表から、未来を展望する。

 衝撃的な事実ではあるが、このままいけば、おそらくトヨタは日本を出て行く。それは筆者の妄想ではない。21年の春の時点で、既に筆者はトヨタの役員のひとりから直接そういう話を聞いている。日本政府が35年に本当に内燃機関の全面禁止を進めるのであれば、トヨタは日本を出て行かなくては生き残れない。

ムダに危機感を煽っているようです。
すでに少子高齢化で、国内市場向けの生産台数は減少傾向です。
販売台数よりも、利益水準の維持や国際分業や為替の影響により、海外生産にシフトしていく状況は今に始まったワケではなく、この流れは今後も変らないでしょう。

  • 貿易摩擦回避、円高局面では、昔から日本から出て行ってます(今さら感)
  • 日本は、少子高齢化、人口減少で、自動車マーケットが縮小の流れ(今さら感)
  • 内燃禁止だけを理由にして、危機感を煽る手法は、いかがなものか(ナニコレ)

為替動向で海外向け輸出優先

2022年の円安局面では、国内生産分の国内ユーザーよりも、海外向け輸出を優先させるなど、利益優先の方針としているようです。

国内軽視の流れは、とっくに始まっているが

現地生産の流れは、今に始まったことではないでしょう。
国内向けも中国製車両が入ってきて、問題になったのは過去の話です。
少なくともサプライチェーンの多国籍化は進んでおり、国内一辺倒になっていません。

クラウンのブランド軽視は、前哨戦

日本で育て上げた伝統のクラウンブランドの歴史をトヨタ社長自ら、全否定。
「明治維新」とまで言い切ったクラウンは、日本市場を捨てて、世界市場向けとしているのです。
日本の歴史的財産であるクラウンブランドの伝統を重んじるよりも、ブランド軽視、ブランド安売り、日本安売り、日本軽視は、とっくにスタートしているのです。

EVディスり、など全く無関係

政府の指針は、海外との協調が全てであり、「絵に書いた餅」なのは、誰も知っていることでしょう。
よって、戦争の影響や部品不足の外的要因があったとしても、「目標を掲げて、電動化に取り組む」という流れは、今後も変りません。
欧州や中国、北米で、HEV車がハブられた以上、その土俵で戦うのが企業の責務です。
乗り遅れた「EV出遅れトヨタ」を擁護する理由にはなりません。

欧州や米国、中国の推移を見れば

EU内でも各国の事情により、BEV化の実施比率は異なり、ドイツも企業が追従しない可能性もあります。

  • 内燃車が売れないとなれば、税金を取る手段もなくなります。
  • BEV車が売れないとなれば、税金を取る手段もなくなります。

絵にかいた餅は、諸外国の状況を見れば、柔軟に変化するのは誰でも予想できるでしょう。
政府が2020年代前半に決めたルールを正直に守る未来など、誰も予想してはいないでしょう。
ただし、現時点では「目標を掲げて、取り組む」流れ乗り遅れないようにするが、企業でしょう。
日産やホンダと比べて、トヨタグループは、明らかに出遅れているのです。

欧州の水素は、カタチだけ

欧州では、水素が見直されている。だから、この小さな事象を全体論として捉えて「やっぱり、トヨタの水素、マルチソリューションの全方位戦略が正解」とお花畑を咲かせる方も見られますが、もう、EVインフラを駆逐するには手遅れです。
内燃スタンドの減少に歯止めがかかりません。

欧州のHVやPHV締め出しが確定

欧州委員会は2035年までに域内市場からHVやPHVを排除する方針を示しています。
日本車締め出しルールだと、HVの優位性を唱えている偏った意見の自動車評論家が多いのですが、欧州メーカーにとっても非常に厳しいルールであることに変わりないでしょう。
その推移を見守る必要があります。

トヨタとマツダ提灯で終わる論調

既に欧州も中国も現実に気付き始め、おっとり刀で水素に取り組み始めている。さらに言えば、e-fuelなどの合成燃料を用いた内燃機関もまた視野に収め始めている。

毎度おなじみ、小さな事象を全体論で語り、マウントを取る手法です。
何度も書いていますが、水素はインフラ問題的にもコスト的にもド・マイナーで終わる未来に変りません。
内燃スタンドが減れば、代替燃料が入り込む余地など微塵もありません。

  • 水素:トヨタ提灯
  • e-fuel:マツダ提灯
  • マルチソリューション:池田氏のEV一辺倒批判から、シレっと話すり替えのキーワード
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トヨタは日本を諦めつつある:まとめ

  • 政府目標に「マジ反応」恥ずかしすぎる
  • 「内燃廃止は、絵に書いた餅」、それは言わない約束でしょ(世界)
  • 国内メーカーの日本軽視は、とっくに始まっている。
  • それに気づかない池田氏
  • 世界のBEV化の流れは、止まらない
  • トヨタのBEV出遅れは、顕著になりつつある
  • 水素とe-fuelの提灯記事で締めくくる、いつもの論調

トータルでCo2を削減するHEV理論が崩壊し、BEV理論となった中で、その本流に従うのがメーカーの有り方。
出遅れトヨタを提灯する理由にはなりません。
2035年に全廃止できるなど、誰も予想していないでしょう。その流れに向かう気配すら感じさせない日本のインフラ事情。
そんな、分かりきった未来に「マジレス」しないで、現時点でもBEV市場で勝つのがトヨタのあるべき姿です。
ですが、トヨタの周回遅れを擁護してしまう池田氏でした。

池田直渡氏
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