
メルセデスベンツの車両は、デザインや走行性能だけでなく、塗装の質感や色味の美しさでも高く評価されています。
一方で、キズ補修やタッチアップ、あるいは板金塗装の場面になると「自分の車の正確なボディカラーコードが分からない」という声も少なくありません。
メルセデス・ベンツ車におけるボディカラーコードの掲載場所を整理し、そのうえで過去10年ほどの間に特に人気の高かった代表的なボディカラーを一覧表でまとめます。
単なるコード表ではなく、実際のオーナー目線で「どこを見ればいいのか」「どの色がよく選ばれてきたのか」が分かる内容を意識しています。
メルセデス・ベンツのボディカラーコードはどこに記載されているのか
まず押さえておきたいのが、ボディカラーコードの確認方法です。
メルセデス・ベンツでは、年式や車種によって多少の違いはあるものの、基本的な考え方は共通しています。
| 掲載場所 | 内容と特徴 |
|---|---|
| 運転席側ドア開口部(センターピラー) | 最も一般的な確認場所です。ドアを開けた際に見えるコーションプレートに 「Paint」「Lack」「Color」などの表記とともに3桁の数字が記載されています。 現行モデルから近年のモデルまで、ほぼこの位置に集約されています。 |
| エンジンルーム内 | 1990年代以前のモデルや一部例外では、エンジンルーム内のプレートに カラーコードが刻印されていることがあります。 クラシックモデルではこちらを探すケースもあります。 |
| 車両データカード・ディーラー照会 | 実車で確認できない場合でも、車検証に記載されたVIN(車台番号)をもとに 正規ディーラーで照会すると、工場出荷時の正確なボディカラーを確認できます。 |
プレートには「149」「040」「197」のような3桁の数字が記載されており、これが塗装色を特定するための正式なカラーコードです。
色名よりも、この数字が何より重要な手がかりになります。
過去10年で選ばれ続けてきたメルセデス・ベンツの人気ボディカラー
ここからは、2015年前後から現在までの約10年間で、特に装着率が高く、
中古車市場でもよく見かける定番カラーを中心に紹介します。
なお、表内のHTMLカラーコードは実車の塗装を厳密に再現するものではありません。
あくまでウェブ上での色味イメージとして参考にしてください。
| カラー コード |
日本語名称 | 英語名称 | カラー イメージ |
|---|---|---|---|
| 149 | ポーラーホワイト | Polar White | #F8F8F8 |
| 040 | ブラック | Black | #0D0D0D |
| 197 | オブシディアンブラック | Obsidian Black Metallic | #111111 |
| 775 | イリジウムシルバー | Iridium Silver Metallic | #C2C3C4 |
| 792 | パラジウムシルバー | Palladium Silver Metallic | #C7C7C7 |
| 799 | ダイヤモンドホワイト | Diamond White Metallic | #F2F2F2 |
| 992 | セレナイトグレー | Selenite Grey | #8C8E91 |
| 831 | グラファイトグレー | Graphite Grey | #5A5E63 |
| 890 | カバンサイトブルー | Cavansite Blue | #2A4F6D |
| 996 | ヒヤシンスレッド | Hyacinth Red | #8B1A23 |
白・黒・シルバー・グレーといった無彩色系が圧倒的に多いのは、新車販売だけでなくリセールや法人需要まで含めた結果です。
一方で、ブルーやレッド系は装着率こそ低いものの、「他と被りにくい」「ベンツらしい色気がある」と評価するオーナーも多く、一定の支持を維持しています。
補修・タッチアップで気をつけたいポイント
カラーコードが同じでも、年式や生産工場、経年劣化によって
実際の色味はわずかに変化しています。
そのため、タッチアップや部分補修では「コードが合っているのに色が違って見える」というケースも珍しくありません。
特にメタリックやパール系は、下地やクリア層の影響が大きく、小さな補修でも仕上がりの印象が変わります。
違和感を減らしたい場合は、現車合わせでの調色や、専門業者への相談が安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 車検証にカラーコードは書いてありますか?
日本の車検証には、基本的にボディカラーコードは記載されていません。
実車のプレート確認、またはVINを使った照会が確実です。
Q. 同じ「ポーラーホワイト」でも年式で違いはありますか?
肉眼ではほとんど分からないレベルですが、塗料メーカーや配合の違いで
わずかな差が出ることはあります。補修では現車色を優先してください。
Q. カラーコードが消えて読めません。どうすればいいですか?
プレートが劣化している場合でも、VINが分かれば
正規ディーラーで出荷時データを確認できます。
まとめ
メルセデス・ベンツのボディカラーコードは、
運転席ドア周辺のコーションプレートを確認することで把握できます。
そして、過去10年を振り返ると、ポーラーホワイトやオブシディアンブラック、
イリジウムシルバーといった定番色が、時代やモデルを超えて選ばれ続けてきました。
補修や再塗装の場面では、色名よりも3桁のカラーコードを基準にしつつ、
実車の状態を見ながら判断することが満足度の高い仕上がりにつながります。
この記事が、ご自身の愛車をより深く理解する手助けになれば幸いです。


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