フォルクスワーゲン 認定中古車はお勧めできるのでしょうか。皆さんの評価、評判を整理しました。
フォルクスワーゲンの中古車トレンド
中古車は、鮮度が重要であり、中古車相場は市場の人気度、流通量や需要と供給の関係によって日替りで変化します。フォルクスワーゲンも新型モデルが出れば、旧型モデルの形式全体の相場が1ランク以上、確実に落ちます。
そして、新型車が不人気の場合は、まれに旧型が高値取引される場合もありますが、VW車の場合はモデルサイクルが長いこともあり
こういった現象はまず起きないでしょう。
またニューモデルの発売前は車の「売り時」でもあります。ニューモデル購入時に愛車を下取りに出す時は、すでに買取り相場も落ちてしまっています。
現在は、セダンやスポーツカーが不人気な事もあり、以前にくらべて、下取り値が低めになってしまっています。
また、VWのワゴン、SUV系といえども特別人気があるわけではないようです。
2024年のトレンド
コンパクトSUVで、お求めやすいかかくの「T-ロック」に人気が集中しています。
メインのゴルフよりも人気が高く、中古車としても新車としてもお勧めです。
フォルクスワーゲンの認定中古車とは
フォルクスワーゲン認定中古車ならではの8つの安心とサービスとして、きめ細やかな保証とチェックが実施されています。
3つのグレード
グレード | Das WeltAuto.Premium | Das WeltAuto. | Das WeltAuto. Basic |
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対象車両 |
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保証部位 | ボディ内外装具、消耗品・油脂、及び保証適用除外事項記載の部品を除く全部品 | ||
保証期間 | 新車保証期間と同一/距離無制限 | 1年間距離無制限 | 1年間距離無制限 |
延長保証 | 1年間/2年間延長保証制度(有料) | 1年間/2年間延長保証制度(有料) | 1年間/2年間延長保証制度(有料) |
具体的な品質保証
ステアリング(7項目)
ステアリング、ロッドおよびアーム類、パワーステアリングなどをチェック。
ブレーキ(9項目)
フットブレーキ、サイドブレーキレバー、ホースおよびパイプ、マスタ・シリンダ、ホイールおよびディスクキャリパ、ブレーキ・ディスクおよびパッドをチェック。
タイヤ&ホイール(4項目)
タイヤの空気圧からホイールベアリングの“がた”までをチェック。
サスペンション(2項目)
取付部および連結部、ショック・アブソーバをチェック。
熱害防止装置(1項目)
遮熱板取付の緩みや損傷をチェック。
クラッチ&トランスミッション(4項目)
クラッチ、トランスミッションおよびトランスファー、プロペラ・シャフトおよびドライブ・シャフトをチェック。
電気関連(2項目)
電気装置の配線接合部の緩みや損傷をチェック。また、電気系統等をフォルクスワーゲン専用故障診断機で診断。
エンジン/モーター(4項目)
潤滑装置、燃料装置、冷却装置をチェック。
排気(1項目)
公害発散防止装置の損傷、機能、取付状態をチェック。
ライト&ウインカー(1項目)
作用、汚れ、損傷をチェック。
スイッチ&計器(7項目)
エキゾーストシステムの取付状態、デフロスター、センターロッキング・システム、パワーウインドー、電動ミラー、計器、ヒーター、エアコンディショナーの作用をチェック。
ロードテスト(6項目)
フットブレーキとハンドブレーキのきき具合、ATシフト機能の確認、ヒーター、ベンチレーション、エアコン各装置の作動状況などをチェック。
日常点検事項(12項目)
冷却水の量、ブレーキの液量、踏みしろ、きき具合、ワイパーの払拭状態などをチェック。
外回り(1項目)
車体の緩みや損傷をチェック。
その他(10項目)
座席ベルトの損傷、ダッシュボードの内張りやオーナーズ・マニュアルなどをチェック。
納車前の交換部品
- エンジンオイル
- オイルフィルター
- ワイパーブレードゴム
- AdBlue®補充
※登録済未使用車は交換が不要と確認された時に限り実施しない場合がございます。
安心のロードサービス
認定中古車であれば補償期間中、24時間365日いつでもロードサービスを受けることができます。
24時間緊急サポートサービス
- 24時間緊急サポートサービス
- 応急処置のアドバイス及び出動支援
- 緊急連絡・案内サービス
道路上でのクイックサービス
- カートラブル・クイックサービス
- その他の現場対応サービス
- 牽引サービス
アフターフォローサービス
- レンタカーサービス
- 帰宅費用負担サービス
- 緊急宿泊費用負担サービス
- ピックアップサービス
フォルクスワーゲンの認定中古車の評価、評判
フォルクスワーゲンのディーラーの看板を背負っているため、巷で話題の大手中古車販売店とは比べ物にならない安心感があります。
メリット
- 「認定中古車」というブランドの安心感
- 保証、チェックの範囲が広い
- メーカー、ディーラー直結でサービスを受けられる安心感
- 部品や保証、修理に関して、ディーラーサービスとしての対応
デメリット
- 認定というブランドとサービスが付与されているため、一般中古車店とよりも数十万割高になる。
- 認定中古車といえども、当たりハズレは発生するため、購入直後に不具合が発生する可能性もある。(そのための保証期間の長さでもある)
新車派・中古車派
やや、偏った選択枝ですが・・・あなたは、どちらのタイプでしょうか?
■新車派
・昔から、車は新車と決めている。・過去、中古車を購入した経験はない。
・現在、購入資金や維持費・改造費に余裕のある
・最近は、レンタルビデオ・DVD・CDは全く利用しない。
・エコノミークラスや新幹線の自由席は利用しない。
・過去、中古車の故障でイヤな経験をした為、資金に余裕があれば新車にしたい。
■中古車派
・中古車を何台も乗り継いでいる。
・過去、新車購入時にグレードやオプションをケチって後悔した経験がある。
・愛車の改造が好きだ。
・オークションなどで中古品をよく購入する。
・購入資金に余裕がない。
・上のグレードを狙いたい。
・社外品の改造パーツを購入する資金が無い。
・他にも欲しいものが沢山あり、車ばかりにお金をかけてはいられない。
中古車のメリット
新車派の方にとっては、古い・汚い・・・といったイメージを持つ方も多いですが、
店頭に中古車が並ぶ際に、内外装をクリーニングし、キレイになっています。
特に年式が新しく、数千キロしか走っていない車など、コンディションは新車同然です。
最近では、禁煙の方が増えてニオイなどのマイナスポイントが減っていることも良い傾向でしょう。
比較的、購入資金に余裕があり、年式の新しい現行モデルの購入を考えている場合は、認定中古車も購入の選択枝に入れてみてはいかがでしょうか?
■年式の新しい中古車のメリット・ポイント
・内外装のクリーニング
・店頭に並ぶ前に、点検実施済み。
・新車時の諸費用は無し。
・上級グレードが選べる。
・高価なオプションパーツが最初から付いて来る車を選べる。
・納車までに時間がかからない。
■中古車のデメリット
・自分に合った車選びに時間がかかる。
・希望のカラーや装備・オプションが選べない。
若干、デメリットが気になる所ですが、市場に出回っているVW中古車は人気グレードやオプションを装備している車が多く、
人気カラーを手堅く選び、グレードをワンランク・・・いや2ランクアップすれば、後々、満足すること間違い無しです。
あなたに合ったVW中古車を選んで、楽しい中古車ライフを満喫しましょう。
フォルクスワーゲン認定中古車の評判とは:まとめ
中古車初心者は、古い車・多走行車は避ける事
中古車は、安く購入出来る反面、年式が6年以上経過、走行距離6万キロ超となってくると、若干、車のヘタリ・寿命など交換部品も増えてきます。購入資金に余裕の無いギリギリのユーザーは、ビーエムダブリューの高額な維持費?に耐え切れず手放す運命をたどる方も多いです。
中古車初心者のポイント・購入後のリスクを軽減させるなら、やや高いが認定中古車以外は、高年式であっても買わない。出来る限り高年式・小走行車を選びましょう。
VW 車種別 中古車動向(2012)
ゴルフ ゴルフトゥーラン ジェッタ ポロ パサート ビートル トゥアレグ
ゴルフⅠ
初代ゴルフは1974年から1983年のモデルとなる。
中古車市場でのタマは少なく、専門店で探すのがベター。
ネットや個人売買での検索でも見つかるが、値段の設定はピンキリ。
丁寧に乗られた・リストアされた車は、それなりの金額となる。
価格的には100前後が相場ではなかろうか。
年式的には、各部の劣化に対応したメンテナンス費用も用意しておきたい。(2009)
中古車的には、旧車の扱い。維持するには、趣味の領域に入っている。
パーツの入手から日々のメンテナンスまで、マニアとしての愛情が必要であろう。(2010)
ゴルフⅡ
2代目ゴルフは1983年から1991年のモデルとなる。
このモデルの人気はGTI-16。価格的な相場は20~60万となる。
丁寧に乗られた・リストアされた車は、3桁の価格帯となるが、それだけの価値もある。
バブル期と重なり、年式の割りに中古車のタマ数もそれなりにある。
ボディの錆びや電装系の動きをしっかり確認し、じっくり選んで購入したい。(2009)
中古車的には、旧車の扱い。維持するには、趣味の領域に入っている。
パーツの入手から日々のメンテナンスまで、マニアとしての愛情が必要であろう。(2010)
ゴルフⅢ
3代目ゴルフは1992年から1998年のモデルとなる。
2.8LのV6エンジンのVR6が追加されたのもこのモデルである。
ボディも大型化し、各部の質感も一気にアップした。
中古車市場では2代目の方が人気が高いかもしれないが、
相場的には、20~70万の価格帯となる。使い勝手とスタイリングの良いワゴンモデルの人気が高い。
丁寧に乗られた車でも、3桁代の価格は無い。
年式も新しく中古車のタマ数もそれなりにある。
走行距離に関係なく、経年劣化で、ブッシュなどのゴム類や電装系・エアコンの故障など、
ドイツ車共通のウィークポイントなので、事前の確認が重要。
購入後、リフレッシュの為のメンテナンス費用として最低でも30万以上は準備しておきたい。(2009)
中古車的には、旧車の扱い。維持するには、趣味の領域に入っている。
パーツの入手から日々のメンテナンスまで、マニアとしての愛情が必要であろう。(2010)
ゴルフⅣ
4代目ゴルフは1998年から2003年のモデルとなる。
インテリアやエクステリアの高級感を高め、ワンランクアップした感じである。
ターボモデルが追加されたのもこのモデルである。
相場的には、30~140万の価格帯となる。使い勝手とスタイリングの良いワゴンモデルの人気が高い。
年式も新しく中古車のタマ数もそれなりにある。
走行距離に関係なく、ウォーターポンプ、パワーウィンドウなど電装系トラブルもあり、
事前の確認が重要。
購入後、リフレッシュの為のメンテナンス費用として最低でも20万以上は準備しておきたい。(2009)
ゴルフ5型の流通量増により、価格的に一段安くなった。02年式の後期で50万程度が平均か。
予算的にも後期モデルで年式の新しいもの無理して選びたい。流通量が多いため、なるべく程度の良い個体を探そう。
ワゴンモデルは、20万ほど高い。(2010)
GTIモデルも40-80万程度で選べる。長く乗られた車が多いので、程度の良いタマが少なくなってきている。GLIのタマ数は多いので、じっくり探そう。(2011)
ゴルフⅤ
5代目ゴルフは2004年から2009年のモデルとなる。
インテリアやエクステリアの高級感を高め、サイズ的にワンランクアップした感じである。
直噴ターボ、DSGトランスミッションのTSiモデルが追加されたのもこのモデルである。
相場的には、80~380万の価格帯となる。使い勝手とスタイリングの良いワゴンモデル(ヴァリアント)の人気が高い。
年式も新しく中古車のタマ数もそれなりにある。
特に目立ったトラブルは無く、基本的に走行距離の少ないものを選びたい。
VW初心者は、認定中古車が必須である。
年式の新しいものでも割高感は少なく、安心して選べるモデルである。(2009)
ゴルフ6型の登場で、価格的に一段安くなった。03年式なら100万を切るモデルもある。
特にどの年式でも買い得感はあるが、お勧めはDSG搭載モデルをVW中古車初心者にお勧めしたい。
当然高年式のD車を選びたい。(2010)
GLIモデルの流通量が多い。04年のモデルは150万以下で選べる。GTモデルもGLIに比べて10-20万アップなので、予算が許せばGTグレードをお勧めしたい。
R32モデルは、まだ250万以上となり、高値安定。(2011)
ゴルフトゥーラン
2004年から2009年のモデルとなる。
3列シートと4.4メートルを切るコンパクトなサイズは、国産ミニバンからの乗り換えも多い。
ボディ重量もそこそこあるため、出来れば2リッターモデルを選びたいところ。
相場的には、110~290万の価格帯となる。
中古車のタマ数もそれなりにある。お勧めはTSIエンジンを搭載したモデルだが、
年式も新しく割高であるため、値落ちの進んだGLIをイチオシとしたい。
特に目立ったトラブルは無く、基本的に走行距離の少ないものを選びたい。
VW初心者は、認定中古車が必須である。
年式の新しいものでも割高感は少なく、安心して選べるモデルである。(2009)
初期型、シングルフレームのマイナーモデル、最新のフェイスとなった2011年モデルと顔つきは変わったが基本的なレイアウトは同じ。
予算が許せば、なるべく高年式モデルとなる。お勧めはシングルフレームのマイナー後モデルとなる。(2011)
ジェッタ
2006年からのモデルとなる。
ずばり、ゴルフをセダンしたモデルだが、トランクの広さ、使い勝手は非常に良い。
セダンということで、他のドイツ車セダンと迷う価格帯でもあるが、
居住性とトランクの広さはダントツである。
相場的には、170~270万の価格帯となる。
ゴルフが主役であることから、ジェッタの中古車市場におけるタマ数は少ない。
お勧めはTSIエンジンを搭載したモデルだが、年式も新しく割高である。
比較的、程度の良い中古車が多いのもジェッタの特徴である。
年式の新しいものでも割高感は少なく、安心して選べるモデルである。(2009)
ポロⅢ
3代目ポロは1996年から2002年のモデルとなる。
初代ゴルフと同等のサイズはコンパクトで扱いやすい。角目ライトのこのモデル。
日本における中古車のタマ数も多い。
1.6は、後期では1.4となる。お勧めは後期のGTIだろうか。
相場的には、20~90万の価格帯となる。
特に目立ったトラブルは無いが、年式相応の劣化がある。
予算がゆるせば、基本的に走行距離の少ないもので、年式の新しい後期モデルを選びたい。(2009)
ポロⅣ
4代目ポロは2002年から2009年のモデルとなる。
サイズアップされゴルフⅡと同等のサイズは、まだまだコンパクトで扱いやすい。
日本における中古車のタマ数も多い。
一体型のライト後期と4灯ライトの前期モデルとなるが、どちらも人気であり
中古車市場では、年式相応となっている。
相場的には、40~220万の価格帯となる。
まだまだ新しいが、激安モデルだけは、よく試乗してからチェックしたい。
予算がゆるせば、基本的に走行距離の少ないもので、年式の新しい後期モデルを選びたい。
年式との関係では、ゴルフよりもポロの方が割高かもしれない。(2009)
パサートⅣ
4代目パサートは1997年から2006年のモデルとなる。
3ナンバーサイズのV型5・6気筒エンジンは、個性的。
マイナー前は地味なスタイリングから、後期はインパクトのあるスタイリングに変化。
相場的には、40~230万の価格帯となる。
価格帯に大きな開きがあるのも約10年のモデルによるもの。
前期モデルは、やや劣化も見られる年式なので、慎重に試乗してチェックしたい。
予算がゆるせば、後期型を選びたい。使い勝手とスタイリングの良いワゴンモデルの隠れた人気だが、
パサート全般で、あまりタマ数が多くなく、好みの車を探すのは難しい。
年式の新しい後期ものは、比較的程度も良いものが多い。(2009)
パサートⅤ
5代目パサートは2006年からのモデルとなる。
高級感を一気に高め、他のドイツ車セダンからの乗り換えでも不満を感じない。
相場的には、220~350万の価格帯となる。
比較的新しく、中古車のタマ数も少ない。
予算がゆるせば、後期型を選びたい。使い勝手とスタイリングの良いワゴンモデルの隠れた人気だが、
パサート全般で、あまりタマ数が多くなく、好みの車を探すのは難しい。
年式の新しいものは、程度も良く、安心して選べるモデルである。(2009)
ビートル
ニュービートルは1999年からのモデルとなる。
FFとして一新したスタイリッシュなニュービートルは、中古車市場のタマ数も多い。
後席が頭上がやや狭いが、乗車の機会が多ければ、特に問題ないだろう。
相場的には、30~290万の価格帯となる。
電装系の小トラブルを除けば、高額出費のトラブルも少なく、マメな点検と部品交換で長く付き合える車である。
2005年以降の後期型が狙い目。
予算がゆるせば、後期型を選びたい。派手なカラーの方がやや安い。
年式の新しいものは、程度も良く、安心して選べるモデルである。(2009)
トゥアレグ
トゥアレグは2003年からのモデルとなる。
スタイリングと高級感溢れる内装、割安な価格で売れたモデルなので、中古車市場のタマ数も比較的多い。
メインは3.6リッターのV6モデル。
相場的には、190~690万の価格帯となる。
実際にラフロードを走る車は少ないが、ボディの下回りに注意したい。
基本的にはオンロード中心の使われ方かと思われる。
比較的タマ数が多く、大型SUVの市場がやや落ち込みつつあるため、
中古車市場としての割安感がある。
予算がゆるせば、走行距離が少なく、年式の新しいモデルを選びたい。 (2009)