2代目の新型レヴォーグは、カーオブザイヤー受賞にも関わらず、売れないようです。「ダサい」「ブサイク」「かっこ悪い」「 旧型の方が かっこいい」などの声も聞かれます。失敗の原因は、デザインに問題あるのか、理由を解説します。
新型レヴォーグ2代目が売れない理由とは?失敗なのか?
初代レヴォーグの成功
SUBARUのステーションワゴンモデルは1989年以降、長らくレガシィが担っていましたが、日本国内市場専用車として一回り小型のインプレッサを基に開発され、レガシィに代わるSUBARUの日本国内における旗艦車種に位置付けられているモデルが、初代レヴォーグです。5代目レガシィがボディの大型化により低迷していただけに、後継となるレヴォーグは、販売的にも成功を収めました。
初代が売れた理由はデザイン
力強いグリルと「コの字」のLEDライトやテールのデザインが新鮮でカッコ良かった。デザインの完成度がズバ抜けていた。これに尽きるでしょう。振り返れば「旧型の方がカッコ良かった」の意見になるようです。
2代目の販売低迷
2代目レヴォーグは、2020年10月に発売され、月間販売目標2200台という初年度目標をやや下回る販売実績となっています。コロナ影響と半導体の不足による生産量不足により、販売台数が減少している要因もありますが、インプレッサやフォレスターに比べて、明らかに販売台数のランキングが劣る・低迷する理由にはなりません。
新型レヴォーグはダサい?かっこ悪い?買って後悔した?
【プチ調査】新型レヴォーグはダサい?かっこ悪い?買って後悔した? (haisha-help.com)
要するに、「新型レヴォーグはダサい」「新型レヴォーグはかっこ悪い」「新型レヴォーグを買って後悔」といったディスる言葉の数々は、例によって新型レヴォーグを買いたくても買えない人の嫉妬心が根底にあるものと思われます。
あるいはカーオブザイヤー受賞(2020-2021)という栄誉に対するやっかみもあるでしょう。
後述する販売台数の低迷は、上記の推察とは全く異なり、買いたいと思わせないと考えるべきでしょう。旧レヴォーグユーザーの買い控えだけでなく、せっかくのカーオブザイヤー受賞効果による他社ユーザーからの流入すら無いのです。これは、明らかにデザイン失敗の影響なのです。
買えない人の嫉妬心が根底?
「買えない人」ではなく「デザインが残念で、購入を止めた人」が正しいです。
「嫉妬心」ではなく「デザインで、がっかり」が正しいです。
レヴォーグ購入対象者にとって、車の性能と価格設定も非常に納得感がある内容です。
ただし、デザインがカッコ悪くて購入を見送る・・・ただそれだけの理由です。
確かに、新型レヴォーグの燃費の悪さはダサいです。平均で10キロ前後ではないかと思います。今どき超ダサい数字です。
あえて、伏線を張っている説明ですが、スバル車をご存じならスバル車に対して、燃費に対して多大な期待を持って購入するスバル好きは、限りなく少ないでしょう。当然、旧1.6ターボから新1.8ターボで排気量アップの影響もあります。よって、売れない原因として燃費性能を挙げるコメントはナンセンスです。
カーオブザイヤーも台無し
初代レヴォーグに対して、納得の進化がカーオブザーイヤー受賞に結びついたと言えます。
310万円スタートの価格設定に割高感を感じるユーザーはいないでしょう。
インプレッサやレガシィとの車格的な価格設定の関係、ライバル車との価格関係から突出して高いとは言えません。よって、「買えない人の嫉妬心が根底ある」などという意味不明の分析は該当しません。
車は悪くないのに「価格設定を誤っている」はホンダシビックが典型例でしょう。それは、買えない人の嫉妬心ではなく「価格と釣り合わないから購入を止める」という心理です。(ブランドイメージ価格が追い付いていない)
今回のレヴォーグに関しては、「内容と価格は釣り合ってる、だけどデザインがダサイ」です。
買って後悔するのか?
車の中身は、カーオブザイヤー受賞です。すべて、平均点以上の評価となるでしょう。
よって、従来からのスバル車特有の欠点について、レヴォークに対して、指摘することはナンセンスであり、スバル車購入ユーザーにとって欠点に値することは無いでしょう。
デザインという好みの点に違和感が無ければ、車としての完成度はカーオブザイヤー受賞の満足度が得られると判断され、後悔しないでしょう。
先代では、屋台骨級だった販売台数が低迷している要因を気にしなければ良いのです。
レヴォーグの年間販売台数推移表
先代モデルの末期、2018年~2020年も月販1000台とそれなりに健闘していました。
2023年、部品供給問題も解消したと思われますが、前年比に比べ微増にとどまっています。
販売年 | 販売台数 |
---|---|
2023年 | 15,267台 |
2022年 | 14,275台 |
2021年 | 25,439台 |
2020年 | 12,111台:11/28に2代目発売 |
2019年 | 12,718台 |
2018年 | 15,685台 |
2017年 | 23,072台 |
2016年 | 24,184台 |
2015年 | 29,484台 |
2014年 | 30,258台:初代発売 |
50位ランキングからの脱落の衝撃
カーオブザイヤーも獲得した、レヴォーグの不人気、売れなさ過ぎを誰が予想出来たでしょうか。
(部品不足による生産調整の影響もあるかもしれませんが)
モデル末期のホンダシャトルにも抜かれる結果です。とうとう、2022/5は、50位ランキングの圏外に落ちる結果は、あまりにも酷いでしょう。
これは「ブサイク・デザイン」による「レヴォーグ離れ」の結果でしょうか。
月 | 2022年4月 | |||
---|---|---|---|---|
順位 | ブランド通称名 | ブランド名 | 台数 | 前年比 |
17 | インプレッサ | SUBARU | 2,696 | 115 |
25 | フォレスター | SUBARU | 1,568 | 154 |
32 | シャトル | ホンダ | 854 | 72.6 |
36 | レヴォーグ | SUBARU | 792 | 41.4 |
月 | 2022年5月 | |||
---|---|---|---|---|
順位 | ブランド通称名 | ブランド名 | 台数 | 前年比 |
21 | インプレッサ | SUBARU | 1,925 | 84 |
31 | シャトル | ホンダ | 894 | 98 |
37 | フォレスター | SUBARU | 783 | 60.7 |
2020-2021日本カーオブザイヤー受賞なのに、デザインで台無し
新型レヴォーグは、「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」を採用し、スバル独創の運転支援装置であるアイサイトをアイサイトXに進化させたことなどが高く評価されています。
車の完成度や内容としても受賞の結果は、正当に評価されていると言えるでしょう。
メカニズム的にもスバルユーザーだけでなく、スバル以外の自動車好きをも引き付ける魅力満載の内容です。
メカニズム的には魅力満載
2020-2021日本カーオブザイヤー受賞モデルであり、価格、エンジンパフォーマンス、安全装備などに、全く死角はありません。欠点を探し出すことが難しいレベルでしょう。全てにおいて、合格点以上を獲得している出来と言えます。
- 日本にベストマッチのボディサイズ
- 安全装備、自動運転の先進性
- 新1.8Lターボエンジンによる十分なパワー
- 2020年基準として、見劣りしない11.4インチ大画面のセンターモニター
なのに「ダサイ」フロントマスク(小さいライト)
これだけ、死角の無い、欠点の無いモデルです。
しかし、残念なのが「小さいライト」と「離れ目のライト」です。
これが、レヴォーグの販売低迷を招いた根本原因となり、「ダサイ」と言われる理由になります。
グリルを中心とした流れるラインによるデザインを優先したため、取って付けたかのようにライトが隅に追いやられ、ライトが離れ目・小さい目となりブサイク感を強調してしまいました。
戦艦アンドロメダとは、アニメ宇宙戦艦ヤマトに登場する地球防衛軍の主力戦艦のフロント主砲形状を形容した表現となります。
ブサイク殿堂入りのレクサスIS(2代目・初代モデル)
フロントグリルのデザインは完成の域ですが、ライト離れ目、目が小さいという、レクサス・スピンドルグリル初期の大失敗デザインです。レクサスISというメルセデスCクラス、BMW3シリーズに相当する量販Dセグメントのレクサス屋台骨モデルを大失敗に導いだ「レクサスの殿堂入り大失敗デザイン」と共通点が多いです。
レクサスIS(2代目・初代)という黒歴史の代表例をスバルデザイナーが知らなかったのでしょうか。非常に残念です。
サイドビューもイマイチ
他社ワゴンを見れば、リアクォーターガラス形状とボディのバランスにも黄金比があります。
これもバランス次第なのですが、レヴォーグのデザインは、マイナス効果の大きい失敗デザインの王道を行くサイドビューです。
- クォーターガラスを跳ね上げ、シャープにしたツモリが逆効果
- ボディが分厚く見える、ボッテリ感な肥満感を強調
- タイヤも小さく見えます
他社事例を見れば、黄金比は分かりきった歴史でもあるのです。
あるべきレヴォーグの姿とは
自動車デザインの黄金比バランスとは
過去、他メーカーの失敗事例などデータとしては十分でしょう。この当たり前のデータを「AI」が学習すれば、フロントグリルとライトの位置関係、大きさなどの黄金比、イケメンなバランスに加えて、過去の失敗したブサイク王道デザイン数値化なども可能でしょう。
そのようなチェックをシステム化すれば、唐突なデザインが市場に出る前に抑止できるかもしれません。
現行のデザインは明らかにライト離れ目で小さくブサイク感満載
ライトを大きくグリルに寄せるだけでイケメン顔に
そもそも、デザイナーが売れる、ユーザーが好むデザインを提案すべきなのに、デザイナーが売れないデザインを提案するのは論外でしょう。
大胆なデザインスケッチ。そのまま具体化して成功するケース、そうでないケースの2パターンありますね。レヴォーグは成功しないケース(補正が必要なケース)と言えるでしょう。
WRXはダサイを超えた
日本では全く売れないのは当然であり、先代WRXユーザーも乗り換えに躊躇してしまうほどのデザインとなっています。もはや、北米市場で売れているのが不思議なデザインです。
レイバックやホンダフィットのように、デザインの失敗を認めず、ライトデザインは弄らない小手先マイナーチェンジになるかもしれません。
レヴォーグ・レイバックもダサイ
レヴォーグの派生SUVとしてグリルを変えてきましたが、伝統のヘキサゴングリルのデザインを捨てて、変更してきました。
北米レガシィの醜悪グリル
こだわりの戦艦アンドロメダのグリルを否定し、ライトをメッキバーで繋げてしまいました。
爬虫類をイメージさせる醜悪グリルは、北米レガシィが起点となっています。いかにもアメリカンなデザインです。
クロストレックもダサイ
グリルとライトを連結する安易なデザイン手法です。こちらも小さいライトを横バーで繋いで違和感を軽減している点では、WRXやレヴォーグよりはマシなデザインかもしれません。
ライト連結するメッキグリルがダサイ、レイバック
デザインの失敗ポイントは、そこじゃないのに本質を理解していないデザイナー。失敗のポイントは「離れ目」を巨大グリルとメッキ装飾で連結し、解消したように見えますが、根本原因である小さなライトとのマッチングも悪く、変えるポイントはそこじゃないです。
醜悪さを増長するような標準フロントマスクです。(2代目レクサスISの失敗シーンが蘇ります)
発売間もないにも関わらず、本ページへの「レイバック ダサイ」の検索者の多さに驚かされます。
オプショングリルのレイバックは別のデザインに変身
オプション設定のブラックアウトグリル。他メーカーデザインの売れ線に似ているだけに、小さなライトの欠点をカバーしているようです。
元デザイン、デザイナーの不出来を補う、オプショングリルを作成したデザイナーに拍手を与えたいです。この方をメインデザイナーに格上げをお願いしたいです。
ハニカムグリルは、最近のBMW風、ブラックのグリル枠はマツダのパクリ風。
ブラックのグリル枠をメッキにしたら、CX-レイバックに変身。
レイバックのオプショングリルがスバルデザイン復活の鍵
各種ショー展示モデルでもオプショングリル装着車が、幅を利かせているようです。
むしろ、レヴォーグ本線もこのグリルを採用し、本線グレードモデルとしてしまうのが、レヴォーグ再生の鍵です。失敗した小さいライトデザインを小手先の小変更でカバー出来るのです。
CMに登場するレイバックは、オプショングリルが標準であるかのような対応力の高さとスピード感は絶賛に値します。誰もが感じる美的価値観を即座に営業現場に反映するスタンスこそが必要です。
ハイブリッドモデル未設定が販売不振の理由ではない
元々、スバルユーザーがハイブリッド(HV)車を指名買いとしているわけではありません。燃費優先ならトヨタ車を買えばよく、スバルユーザーは、スバル伝統のメカニズム、機能性重視なのがスバル車指名買いの理由です。レヴォーグに燃費最優先のHV車が欲しいというニーズは否定しませんが、ここまで売れない理由として掲げるのも違和感があります。
スバル、魅力的なパワーユニット無く伸び悩む。苦し紛れのアイサイト一本足打法です
こんなタイトルの評論家記事があります。理由は、ストロングハイブリッドが無いからだそうです。そんな単純な理由なら、5年、10年前から低迷しているでしょう。決して、燃費を理由にスバル車を敬遠しているわけではありません。
直近の売上減少は、カッコ悪い離れ目ライトが、全モデルの共通原因です。
レヴォーグのカーオブザイヤー受賞、その後の販売台数を見れば、どれだけデザインが足を引っ張っているのか、単純明快なのです。
レヴォーグ1強に見た和製ワゴンの残念な衰退
カローラワゴン、ホンダシャトルを見れば地味ながらも着実に売れていると思われ、衰退という分析が誤りでしょう。1強との分析記事は、売れない2代目の原因すら正しく分析できない記事です。
燃費性能は、スバルユーザーにとって優先順位は低い
1.8ターボ、4WDと考えれば妥当な水準でしょう。他メーカーFFワゴンと比較するのはナンセンスなレベルと言えます。昔からスバルユーザーにおいて、燃費性能の優先順位が低いことは言うまでもなく、単に燃費性能だけを求めるなら、とっくにトヨタ車に流れていることでしょう。
SUVに人気がシフトしたのが販売不振の理由なのか
ネット上の評論家記事においては、ストロングハイブリッド未設定だからという、意味不明な分析記事が多いです。そもそも、その理由ならスバル全車売れません。
SUV人気だからワゴン不人気になったという意味不明な分析記事もありました。もし、SUV移行が理由であれば、先代レヴォーグは売れませんし、欧州車ワゴン(メルセデス、BMW、アウディ、ボルボ)も売れません。
新レヴォーグのデザインがユーザーに受け入れられなかったという、レヴォーグ低迷の非常に簡単かつ明瞭な理由が書けない評論家の記事は、忖度なのでしょうか。
「DYNAMIC×SOLID」スバルデザインの方向性
2015年のスバルデザインのトレンドとして、「DYNAMIC×SOLID」が提示されました。
「Stance」「Volume」「Surface」で構成される独自のコンセプトです。
インプレッサに見るデザインの方向性
2015年にインプレッサのコンセプトが登場した時点で、ヘキサゴングリルを中心としたデザインのベースが出来ていたようです。
この時点では、コンセプトモデルですが、ライト形状はレヴォーグよりも大きく、グリルとも接近しており、バランスが取れているように思います。
レヴォーグコンセプトに見るデザインの方向性
2018年に登場したコンセプトモデルのデザインイメージです。
ヘキサゴンのグリル両サイドから流れるデザインを強調し「強い塊感のあるボディデザイン」は確かに表現出来ています。その結果、車デザインの要ともいうべき「ライト」が隅に追いやられ、小さく離れ目になってしまいました。これが、デザイン失敗の最大の要因とも言えます。
- 「グリルが大きすぎる」という意見
- ↑ ここは、デザイン・コンセプトなので、特に問題無いでしょう
- 「ライトが小さい」
- 「ライトが離れ目」
- ↑ グリルとボディ全体とのバランスの取り方で大失敗
コンセプトカーレベルで見れば、一見悪くないと思えるデザインですが、全体的なバランスというものが重要になります。
車の購入理由の最大のポイントはデザインと言っても良く、従来のレヴォーグユーザー離れを招いたのはフロントマスク一択(特にライト)でしょう。
BOLDERのデザインコンセプトが致命傷
スバルの新しいデザインコンセプト「BOLDER」を量産車で初めて採用したモデルが2代目レヴォーグになります。ここから、スバルデザインの迷走が始まったと言えるでしょう。
後期フォレスターもダサイ、同じ失敗をやらかす
この離れ目に見える傾向は、後期のフォレスターにも言える事です。コの字LEDで前期型のジェントルなデザインが台無しになり、グリルとライトの無駄な空間が安っぽさを演出しています。キャデラックエスカレードのように完全に分離した縦長の空間であれば良いのですが、中途半端なデザインの離れ目フォレスターもダサイ化に繋がっています。
ボンネットのエアーインテークがダサい?
あえて、これを指摘する記事もありますが、従来モデルから採用しているエアーインテークについて、今さらクレームをつけて敬遠する理由はないでしょう。自動車専門誌として呆れるレベルです。
スバルデザインがダサイのか
過去の他社モデルに失敗デザインに似た形状、明らかにデザイン不作で売れなかったモデルなど、デザインの黄金比として、嫌われるブサイクデザイン、北米とアジアの好みの違いなど、ビッグデータ化されていても良さそうな要素です。
もはや、Aiが、NG判定できるであろう、簡単なデザインの黄金比率を破ってしまっただけであり、当たり前のセンス、チェック機能が働かないのは、なぜでしょうか。
新フォレスターに見るスバルデザインのトレンド変化
細身LEDライトデザインへ変更してきました。これも時代の流れでしょう。コレだけ見れば、カッコ悪くはありません。
ただし、近年のスバルデザインを成功に導いたヘキサゴングリル、コの字ライトなど、近年のスバルのデザインアイコンを破壊し、メーカーのブランディングを毎回リセットする必要があるのか、やや疑問です。
ヘキサゴングリルをスバルのブランドアイコンとして継続・進化・昇華させるのが、ブランディングのあるべき姿であり、正しいブランディング強化に繋がる気もします。
レヴォーグ、レイバックの「失敗・ダサイ」のまとめ
旧型レヴォーグが売れた理由は、いくつかあったと思いますが、「コの字LEDのライト形状」を含む全体的なバランスの良さが「旧型レヴォーグの方がかっこいい」に繋がっていたと思います。
不人気の原因をデザイン以外とする意味不明な解釈
失敗原因として、デザイン以外を掲げる意見もあります。
今のマツダ車を見れば、パワーやハイブリッドなど、どうでも良く、金太郎飴のマツダデザインで成り立っていることが容易に説明できます。車の購入動機として最大の理由は、全てデザインにあるのです。
他メーカーの売れないデザイン、失敗原因を学習すれば、カーオブザイヤーの栄光すら崩壊させる圧倒的な破壊力を持つ「デザインの原因」を教訓に出来るはずです。
評価項目 | 結論 |
---|---|
スバルの伝統を継承 | デザイン改悪で全滅 |
グリルやライトデザイン | ライト形状が全ての敗因 |
レヴォーグの歴史 | デザイン改悪で先代ユーザー離脱 |
インテリア | むしろ普通以上 |
新しすぎる、過激なのか | むしろ普通以上 |
パワー | 合格点 |
燃費 | スバル車として普通 |
価格 | むしろコスパが良い部類 |
総合評価 | カーオブザイヤーの実績 |
ダサイの声は一部の意見なのか | 全ユーザーおよび先代オーナー意見が販売不振の数字に完全反映 |
ヘキサゴングリルは失敗ではない
スバルデザインとして特徴的だったスプレットウイングスグリルは、インプレッサ末期には熟成されたカッコ良さがあります。しかし、失敗認定され消滅してしまいました。
スバル車のヘキサゴングリル自体は失敗ではありません。なぜか、北米レガシィもレヴォーグレイバックを伝統のヘキサゴングリルを改悪する方向に進んでいるのが残念です。
失敗の本質は、ライトの離れ目・小さい目であり、デザインの単なるチューニング不足なだけです。問題の本質をすり替え無いよう、お願いします。
新型レヴォーグに欠点は無いのに全てを台無しにしたライト形状
カーオブザイヤー受賞という、非常に良く出来た車であるにも関わらず、ライト形状が「小さい」「離れ目」であるというだけで、「レヴォーグ」の購入を止めてしまう結果は、販売実績として明らかに数字に表れており、非常に残念でなりません。
マイナーチェンジを早期に行い「フロントライト形状」の大胆な刷新を行い、カーオブザイヤー受賞に相応しい販売台数を取り戻して欲しいと切に願います。
レイバックのグリル形状変更は、問題の本質解決に至っていないのです。
デザインだけのマツダ車を学習しよう
6AT、NAエンジンなどメカニズム面で全く魅力の欠片もないマツダ車が海外で受けている理由は、デザイン一択です。ユーザーに支持されたデザインをマツダ金太郎飴化した結果、吉と出ました。
過去の黒歴史を学習し、デザイナーのプレゼン暴走を軌道修正し、スバルデザインが良い方向に向かうことを祈ります。