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新型WRXがダサイ、スバルデザインがひどい理由

査定君
査定君

新型レヴォーグのデザイン失敗は、デザインコンセプトを踏襲するWRXにも受け継いでしまいました。デザイン失敗の根本原因を解説します。

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スバルWRXの概要

インプレッサからの派生モデル

  • もともとは、インプレッサの高性能スポーツバージョンとして設定されていたモデルです。
  • 3代目インプレッサのマイナーチェンジによってインプレッサの名前が外れ「スバル・WRX STI」と単独の車名変更となりました。

初代2014年登場(VA型)

  • グレードは、大きくSTIとS4の構成
  • レヴォーグのワゴン版に対して、WRXはセダン版の高性能版となり、インプレッサセダンとは差別化を求めるセダン層の支持を得ました。
  • アイサイト搭載
  • 外観は、レヴォーグを踏襲し、セダン版として上手くデザインされており、ブサイクさは一切ありませんでした。

ボディサイズ

  • ホイールベース:2,650 mm
  • 全長:4,595 mm
  • 全幅:1,795 mm
  • 全高:1,475 mm

2代目2021年登場(VB型)

  • エンジンは2.4Lターボに拡大され、パワートルクは一回りアップ。
  • アイサイトX搭載
  • メカニズム面、インテリア装備も大きく進化し、この点で全く不満はありません。
    それは、レヴォーグのカーオブザイヤー受賞の内容が物語っています。
  • セダン版のキャラクターラインが大きく差別化。単なるレヴォーグのセダン版というイメージから脱却し、個性的なポイントを織り交ぜた結果、レヴォーグを上回る、さらに酷いデザインに進化しました。
  • 致命的なデザイン:「離れ目のライト、小さいライト、尻下がりに見えるリヤフェンダーライン」

ボディサイズ

  • ホイールベース:2,675 mm
  • 全長:4,670 mm
  • 全幅:1,825 mm
  • 全高:1,465 mm

ネット上の意見の真意を探ります

ネット上、下記のまとめ意見を見かけました。本当でしょうか?

どうやら新型スバルWRXのデザインが批判の的となっているようだ!「変わってない」「安っぽい」「ホイール小さすぎ」etc. ただしボクが「スバルのデザイナーはよくやった」と考えるワケ

上記サイトがまとめた意見は下記になります。

  • 「顔つきがレヴォーグと同じ」:ネット意見
  • 「ホイールハウスの樹脂製クラディングが安っぽい」:ネット意見
  • 「デザインに新鮮味がない」:ネット意見
  • 「これがスバルの新世代デザイン?」:ネット意見
  • 「これまでのスバルのセダンでは最高傑作」:サイト主意見

次項では、上記意見が正しいのかを解説します。

顔つきがレヴォーグと同じ

先代もレヴォーグと同じ顔つきです。この点を指摘するのは筋違いと言えるでしょう。
顔つきが同じ、一緒なのは、当たり前(WRXの歴史)なのです。

ただし、ブサイク顔のレヴォーグDNAが反映された点が問題点

顔つき(小さい目、離れ目のライトが敗因)ここが、レヴォーグ失敗の起点になっています。
小さい目、離れ目など、ブサイク黄金比を漏れなく網羅している点が、凄いです。

新型レヴォーグは失敗!デザインがダサイ理由
2代目の新型レヴォーグは、カーオブザイヤー受賞にも関わらず、売れないようです。「ダサい」「ブサイク」「かっこ悪い」「 旧型の方が かっこいい」などの声も聞かれます。失敗の原因は、デザインに問題あるのか、理由を解説します。

ホイールハウスの樹脂製クラディングが安っぽい

目につくポイントでしょう。
SUV車やスバル兄弟車内でも当たり前のように見られる手法です。
よって、樹脂製のホイールハウスについて、ダサさを指摘する意味はありません。

それを違和感として感じた・強調してしまった根本原因は、リヤのフェンダーラインが低すぎるというデザイン的な失敗が発端になっています。

デザインに新鮮味がない

レヴォーグもブサイクではありますが、初代に比べてデザインやインテリアで著しく進化しており、新鮮味が無いとする意見は、「ぱっと見」の第一印象で語っていると判断されます。
この点に特化してダサさを指摘する意味はありません。

ブサイクではありますが、変更点は多数あり、新旧並べれば、デザインの新鮮度(見難い度)の違いが際立ちます。

これがスバルの新世代デザイン?

新しいデザインコンセプトである「BOLDER」がベースとなっています。
(引用:デザイン | SUBARUのクルマづくり | SUBARU

このデザインをベースとして、原案をなるべく忠実に、そのまま市販化してしまいました。(このイメージ図自体では、カッコ悪さやブサイクさは感じない)
この結果、スバルの屋台骨・売れ筋レヴォーグが不人気モデルの烙印を押され、せっかくのカーオブザイヤー受賞という輝かしい実績に泥を塗った最大の要因・汚点でもあります。

このデザイン原案は、車のブサイク黄金比の要素を多数含んでいたのです。市販化にあたり、軌道修正が必須だったと言えます。

これまでのスバルのセダンでは最高傑作って本当か

以下、前述のサイトからの引用です。

そして今回の新型WRXについても、ヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプトからの劣化が見られはするものの、これまでのモデルに比較しても劣化の度合いが比較的小さく、その意味でもスバルのデザイナーは「かなり頑張ったんじゃないか」「やりたいことができる下地ができつつあるんじゃないか」と考えているわけですね。

上記サイトでは、最高傑作だそうです。・・・本当でしょうか?

  • ヴィジヴ・パフォーマンス・コンセプトは、高い評価を得た
  • WRXは、コンセプトカーから劣化度が小さい
  • デザイナーは頑張った

その結果が、ネット上における、ブサイク意見の大合唱です。市場評価は、最高にダサイと言えます。

WRXのデザイン失敗の理由は2点

フロントライトが小さい、離れ目

駐車場に止まったWRXを見て、存在感、新鮮感は十分にあるでしょう。
しかし、他車と並んだ時の違和感、ブサイク感、これはレヴォーグ同様です。

サイドのフェンダーラインが低すぎる

上から見た場合の大胆なボリュームは、迫力満点であり、セダンで無いようなクーペ感を演出しています。

ワイド感よりもブサイク感、尻下がり間が強調

斜め前から見ても、尻下がり感が漂います。
これは、日本人が嫌う尻下がり鉄板デザインです。その「リヤ・サイドバージョン」と言えます。
(トランク形状が尻下がりではないが、リヤボリュームラインが低すぎる)

サイドのフェンダーラインが低い、サイドのキャラクターラインが低い結果

  • テールランプ、リヤデフューザーの形状にも悪影響
  • リヤタイヤが小さく見える
  • その根本原因は、サイドのキャラクターラインが低すぎるというデザイン的アンバランス、コンセプトカーをそのまま実車化した典型的なデザイン失敗事です

スバルのセダンでは最高に酷いデザイン:まとめ

  • コンセプトカーは、所詮机上レベル。それが良いとは限らない
  • コンセプトカーを見に来るコアファンの意見など、全く参考にすらならない
  • コンセプトカーの評価や見た目と現実は別物である
  • コンセプトカーをそのまま市販化することが正義ではない
  • デザインナーの意見を真に受けて市販化することはマーケティング観点のチェックが漏れている
  • ブサイクデザインの黄金比にマッチしており、AI判定で確実にNGとなるでしょう

デザイナーはブサイクデザインを市場に出すべきでない

デザイナーは売れるデザインを提案すべきで、上席のゴーサインを貰う事が目的ではありません。
結果、売れなければ市場評価NG、デザイナーとしてもデザイン評価NGとして黒歴史に名を残すのです。

デザイナーのデザインを修正することが欠かせない

  • 車のデザイントレンドは、進化するもの
  • 数年毎にデザイン変更、コンセプト変更も鮮度保持のために重要
  • 車の出来の良さ全体を「無」にするデザイン失敗の破壊力

よって、最終的に売れる売れないを判断できるデザイン修正機能・チェック機能が重要なのです。
という「まとめ」とします。でないと、デザイナーが突っ走ったブサイクカーで溢れ、会社は傾いてしまいます。