途上国は軽自動車よりも小型車優先
インドのマルチスズキは日本向けの軽や小型車をベースに800ccや1000cc版を出しています。
軽自動車のシステムが優れているからという理由でなく、インドの所得事情に応じて、安価な型遅れ車を流用している過ぎません。
インドのホンダがN-boxを市販化していない点を見れば、答えは出ています。
Honda Cars India | Check Latest Sedan, Hatchback Cars | Honda Car Prices (hondacarindia.com)
所得が増えれば大型車に流れる
アジアの諸外国を見れば、所得が増える段階で、小型車から大型車、高級車に流れていき、アジア圏においては、ガラパゴスな軽自動車規格の車など、見向きもされなくなる流れです。
軽自動車は、日本の特殊税制の産物に過ぎない
引用:国土交通省の自動車輸送統計年報
- 軽自動車の安過ぎる優遇税制により、30年前から乗用車が低迷する歪な日本市場
- 軽の比率が高まれば、燃費が良くなるのは当たり前、歪な日本市場
- パワー不足だが、我慢できるレベル
- 燃費は小型車に劣るが広さがカバー
- バブル崩壊後、所得の伸びが止まった
日本では、自動車の利用自体が成熟した市場であるからこそ、軽自動車が市民権を得ていると言えます。軽自動車人気は、これらの特殊要件が重なった結果です。
途上国では、日本とは環境が全く異なり、軽自動車の優位性が感じられることは少ないと言えます。
よって、途上国ではコンパクトカーが、エントリーモデルのスタートになるのです。
価格や税金に差が無いなら、軽サイズより、コンパクトカーに流れるのは当たり前です。
よって、歪な日本市場と世界各国のCO2排出量を比べることなどナンセンスなのです。
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