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レクサスLSクーペは失敗・ダサイのか

査定君
査定君

レクサスは新たなコンセプトカー「LEXUS LS Coupe Concept(レクサス LS クーペ コンセプト)」を世界初公開しました。クロスオーバースタイルの4ドアクーペモデルです。あまりにもダサイ失敗する内容に危機感が漂う状況を解説します。

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5代目レクサスLSは、失敗車として明確に認知された

初代セルシオ(レクサスLS400)は、欧州車のベンチマークとなり、日本車としてもバブル当時のトヨタが誇る最高峰の技術を惜しみなく投入した車として、歴史に名を残しました。
しかし、5代目レクサスLSセダンは、欧州の高級車市場のトレンドを全く理解しておらず、4ドアクーペが本流・流行りであるかのような、誤った理解から4代目に対して大型化・クーペ化を行いました。その結果、見事に販売低迷の大失敗セダンとしての烙印を押されました。

レクサスLSがダサイ・失敗の理由は「でかすぎ」が原因
査定君レクサスのトップモデルに位置し、イメージリーダー、フラッグシップモデルですが、現在まで販売台数は、超低空飛行で全く売れていません。レクサスLSは、ダサい、失敗の理由(でかすぎ)を解説します。初代LSの栄光は過去のもの初代LSがデビュー...

SUVクーペは本流でなく、ニッチ市場向け

  • メルセデスGLCに対する、クーペ版は「GLCクーペ」
  • BMW X5に対する、クーペ版は「X6」
  • アウディQ5に対する、クーペ版は「Q5スポーツバック」

当然、販売台数はセダンタイプが主力なのは、昔から変わりません。

セダンとクーペの2モデルを用意するのが本流

セダンも同様に、SUVモデルにおいても「クーペ」形状は、ニッチマーケット用なのです。
欧米市場でもこの点を正しく理解しており、クーペモデルは、販売台数が限られることから、居住性や使い勝手に優れるSUVセダンとクーペの二つのタイプを用意しているのです。

クーぺモデルだけでは、一般ユーザーからの不満爆発

レクサス側では、これを「一つのボディ形状で行おうとする愚策を今回も実施」するようです。
これでは、失敗は確実でしょう。
なぜ、現行LSで懲りないのでしょうか。

Aピラー・フロントウィンドウを寝かせすぎ最悪の乗降性

50プリウスのフロントマスクが「ブサイクな評価」だったため、デザイナーが意地になって60プリウスをスポーツカー風なAピラーにして、旧プリウスユーザーを切り捨てました。
失敗要因は、Aピラー角度でなく、フロントとリヤのデザインなのです。

新型プリウスがダサイ、車高の低さで大失敗の予感
2022年の新型プリウス(5代目)は大幅に車高を落とし、後席の狭さで大失敗したホンダインサイト2代目の悪夢が蘇ります。ダサい、評判悪い、との声が目立つ新型プリウスの失態をまとめます。

現行60プリウスは成功例ではない

50プリウスに比べ、60プリウスは、空力のCd値も悪化しており、スポーツカーなスタイリングが、空力にも燃費にも貢献していないのです。

  • 燃費に貢献しない
  • 居住性も最悪
  • 乗降性も最悪(4ドアセダンのメリットなし)

など、デメリットばかりです。
現行プリウスは、成功例でなく、「失敗例」として学習すべきでしょう。
「フロントウィンドウを寝かせ過ぎ」は、ユーザーの使い勝手を無視した、ニッチな車なのです。
デザインで衝動買いしたものの、日々の使い勝手の悪さから、手放す例が多いようです。

セダンとクーペの2モデルを用意するのが本流

セダンも同様に、SUVモデルにおいても「クーペ」形状は、ニッチマーケット用なのです。
欧米市場でもこの点を正しく理解しており、販売台数が限られることから、SUVセダンとクーペの二つのタイプを用意しているのです。

運転席メーターのパネルが邪魔

60プリウスのメーターは、ウィンドウにはみ出しており、前方視界の邪魔になっています。

ボンネットを隠す、二段構えのメーターが邪魔

操縦桿(そうじゅうかん)風のハンドルになると、なぜ上から見下ろすメーターを採用したがるのでしょうか。BZ4Xやプリウスのメーターパネル(トップマウントメーター)は視界の邪魔でしかなく、不自然な運転姿勢を強いるものです。ネット上でも不評の声は、販売現場でも同様でしょう。
座高の低い人や小柄な方にとって、最悪の運転環境と言えるでしょう。

設計者として、「ヒューマンインターフェース」を考えた時点で、真っ先に「ボツ」にすべき(世に出す以前の問題)であって、デザイン優先でコンセプトカーを仕上げるべきではありません。

他メーカーの斬新さに対して、新鮮度なし

すでにメルセデス新CLA・GLCでは、コンソール全面パネルが採用されており、2段パネルもBMW iX3で採用し、新鮮味に欠けます。過去の日本車ハイテク装備の栄光は、何処に行ってしまったのでしょうか。

このデザインが、レクサスの新しいメーターデザイントレンドとして、展開されないことを望みます。

レクサスLSクーペは失敗・ダサイ予感:まとめ

現時点、コンセプトモデルであることから、あくまでも「行き過ぎた部分は、コンセプトに留め」市販車段階では、実用的な修正を実施して欲しいと切に願います。

デザイナーのコンセプト最優先は失敗を招く

「新しいデザインこそ正義だ!、理解できない価値観が古い!」というデザイナーと開発者のプレゼンが優先されそうですが、世界のトレンド、市場の声をAIが判断すれば、ユーザーが求める正しい姿、答えが導き出せるでしょう。

マーケティング・開発部門が理解していない、大失敗要素3点

  1. クーペ市場は、ニッチマーケットである。
    LSは本来セダンのベンチマークであるべきであって、SUV化は時代のデザインを最優先し、居住性を犠牲にするデザインは本末転倒です。
    乗降性の悪化を招くSUVクーペ形状について、SUVセダンユーザーに強いるべきでない
  2. フロントウィンドウの寝かせすぎなAピラーは乗降性が最悪。
    プリウス的なデザイナーの独りよがりなスタイルは、誰も望んでない。
    50プリウスが不細工とされた根本原因は、フロント・テールのライトであり、ピラーの角度ではない。
  3. フロントウィンドウの下端にはみ出てしまうようなメーターは、トップマウントメーターは、明らかにユーザーから不評。操縦桿ハンドルの上から覗く事を強いる運転ポジションは問題外。

ユーザーの不満の声は、セールス担当者としても実感しているはずであり、セールス部門、マーケティング部門にも届いている事でしょう。
日本車としてのベンチマークであるレクサスは、初代LSの名を汚さないレクサスLSとなることを願ってやみません。