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レクサスのスピンドルグリルが嫌い・ダサイ理由とは

査定君
査定君

レクサスのフロントグリル(スピンドルグリル)がダサイ・嫌いという声を多く聞きます。その原因と理由、今後のスピンドルグリルのデザイン動向について解説します。

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スピンドルグリルが嫌い・ださい理由

「ださい」「嫌い」「カッコ悪い」「気持ち悪い」「ひどい」などの言葉が並びます。その理由とはなんでしょうか?

2代目レクサスisはプレデター顔で大失敗

レクサスのフロントグリルについては評判が悪いようです。レクサスのスピンドルグリル形状がプレデターに似ているという説もあります。しかし、その真実は「レクサスのisに限定」した不細工なライト形状にあるのです。このisのライトとグリルの相乗効果が、まさにプレデターなのです。単に「スピンドルグリル イコール プレデター」では無い事に注意が必要です。

2代目レクサスisマイナー前モデルは大失敗

lexus-is-beforeグリル形状やLEDポジションランプに対して、ライト形状が全くマッチしていません。この異様なデザインを先代レクサスisオーナーは、どのように感じたのでしょうか。このマイナー前レクサスisをプレデター顔と命名してみます。スピンドルグリルに賛同する方もこの異様なライトデザインとのミスマッチに違和感を感じた方は多いと思います。

isの不人気は不気味でブサイクなライト形状にあった

上記の現行レクサス車種に比べて、レクサスisの不細工さは、ダントツです。
BMWでも過去に意見の分かれた車種もあったが、ここまでの異様さは無かったように思います。lexus-is-before-predator

マイナーチェンジでの失敗例

それは、先代デザインが失敗した事の証明でもあります。大きくデザインを変えるケースは、メーカーコンセプトやメーカーデザインのトレンドに沿った変更もあります。大きなグリル・開口部を持つバンパーデザインは、最近のトヨタの流れです。

トヨタのフロントグリルが「ダサい・嫌い・ひどい」のか
査定君トヨタのフロントマスクを「キーンルック」と呼びます。ネット上の声としては「ダサイ」「ひどい」「嫌い」「気持ち悪い」という意見が多いようです。キーンルックのトヨタデザインがひどいという声が多く、なぜ違和感を感じるのか解説します。フロント...

しかし、不細工なデザインでユーザーやディーラーからの評価が低いモデルもあります。最近のトヨタでの失敗作といえば、現行エスティマの初期モデルや今回のレクサスISがそれに該当するでしょうか。

現行、レクサスisを失敗に挙げる方の多くは、レクサスのスピンドルグリルを挙げる方が多いです。それは単にレクサスのグリルデザインが嫌いなだけで、本質は異なります。

2代目レクサスisマイナー後モデルも失敗継続

手抜きの小変更で、プレデターライトを継承し、全く売れませんでした。lexus-is-after3上記の写真は、エントリーグレードで量販グレードとなります。大胆なグリル形状に比べて、ライトは、さらに小ぶりとなり、プレデターチックなライトとのコンビネーションが協調されています。lexus-is-after上記の写真は、上級グレードまたは高額LEDライトはオプションであり、一般的な顔つきではないことに注意が必要です。プレデター似の目は、四角いライトのLEDで解消しました。
しかし、グリルとライトが大きく離れた関係性は、変わりません。フェンダーやボンネットを踏襲したためにデザインが破綻しているのでしょう。グリルやバンパー形状が良いだけに非常に残念な結果になっています。やはり、グリルとライトの位置関係には黄金比があるのです。
lexus-is-after2売れ筋の多売モデル(BMW3シリーズやメルセデスCクラス)と競合させるべきモデルのはずであるが、ここまで好みの分かれるデザインで良いのでしょうか。インパクトのあるデザインも必要ではあるが、万人に支持されるかというマーケティングも必要です。

isデザインの失敗はボディパネルの根本的ミス

やはり、不人気の顔はボンネットとフェンダーまで手を入れないといけません。
特に売れ筋モデルに搭載されるHIDライトはマイナー前のカッコ悪さを継承したままとなっています。

マイナー前デザインの失敗は、ボディパネルを変えないことには直りません。ということが、今回のisマイナーチェンジで判明しました。進化した最新スピンドルグリルが台無しのデザインです。

レクサス・スピンドルグリルはダサい・嫌いの真相

嫌い・ダサいという声も聞かれます。これは、アウディの大きなグリルデザインが発端となり、参考にしていることは疑いようがないでしょう。まあ、見慣れてしまえば、どうってことはありません。現行レクサスUX/NX/RXの成功を見れば、グリルデザインとして失敗という方は少ないでしょう。

巷に溢れたレクサスをみれば、未だに騒いでいる方は、単なるアンチトヨタ・レクサスな方の意見に過ぎません。
もはや、スピンドルグリルよりも圧倒的に大型のグリルを持つトヨタアルファード、ベルファイヤーなどのマスクが市場で受けている状況です。トヨタクラウンなどのキーンルック(トヨタの新デザイン路線)も市場で溢れている状況を見れば、レクサスの売れ行き不振の理由として、スピンドルグリルが影響しているとの説は完全に誤りです。

一定、スピンドルグリルが嫌いな方がいることは否定しませんが、国内、海外でもレクサス車が受け入れられ、売れている状況を見れば、ダサいという判断は間違いです。そのように記述しているWebサイトは、個人的な好みを書いていると判断して良いでしょう。

スピンドルグリルの廃止は嘘!だった

2013年に登場したレクサスGSよりスピンドルグリルがデビューし、グリルの大型化とレクサス全モデルへの拡充が完了しました。lexus-gsfもう、これ以上大きく出来ないところまで来ているのではないでしょうか?
ある一定の拡大が終わってしまうとスピンドルグリルの新鮮味と大胆さが失われていきます。

アウディのように2,3代に渡ってシングルグリルを続けた結果、デザインが陳腐化した例もあります。最新のアウディA4など外観は全く新鮮味が感じられません。ライトも微妙に表情を変えているもののワンパターン化は明白です。レクサスのスピンドルグリルも同じ運命を辿る可能性もあります。

  • 三菱のジェットファイターグリル
  • スバルのスブレッドウイングスグリル
  • ホンダのソリッドウイングフェイス
  • 日産のVモーション
  • マツダの魂動(こどう)デザイン

欧州メーカーの全車種統一のブランドイメージを日本車はマネていると言えますが、既に消えてしまったデザインもあります。そのような流れの中で、2017年型レクサスLSのデザインもスピンドルグリルを継承しています。2013年にスピンドルグリルは、一代で終わるというようなガセネタ報道もありましたが、今後もスピンドルグリルデザインは続くようです。それは、レクサスのブランドイメージとしての定着化を意味していると思います。

スピンドルグリル廃止というガセネタの真相

当時の新聞報道では「スピンドルグリルの紡錘デザインに固執すること無く開発を進めている」です。理由としてトヨタ社内から「デザインが制約されて自由度が狭まる」との意見が浮上が発端の様子。それを拡大解釈したブログがガセネタを掲載し、それを見た読者が「それ見たことか」と一斉に拡散された様子。

ネット上で一斉に拡散されると本当のように捉えられてしまうが、発端はガセネタブログが原因。実際は、スピンドルグリルは、初代デザインをベースにより自由度を増してダイナミックに進化している。よって「固執すること無く開発」=「発展させる」と解釈できますね。

スピンドルグリル不評は単なる噂

レクサスのスピンドルグリルは不評だというネット記事を見かけたら、「それは個人的な好みでしょ」と切り捨てましょう。すでにブランド構築としても世界的にも十分な評価を得ていると言えます。

グリルデザインが嫌いだからという理由でレクサスを購入しない方はいないのです。BMWの豚鼻グリルも同様ですね。購入しない方はデザインでなくブランドそのものが嫌いなのです。lexus-rx450写真はレクサスRXですが、北米では好調な売れ行きです。セダンよりもSUV人気がレクサスを支えているようで、スピンドルグリルの認知度と評価が高まっている理由でしょう。

今後のスピンドルグリルは、どうなるのか?

写真は、2017登場のレクサスLSのコンセプトモデル。
スピンドルグリルが嫌いな方もいるようですが、ここまで継承していることを考えれば成功といえるでしょう。BMWもそうですが、デビュー当初に個性的なデザインが拒否される傾向は同じです。違和感のあるでデザインも進化していく過程で、カッコ良いと市場が認知される方向で進化していくようです。一部のアンチスピンドルグリル派が騒ごうとも市場は、このグリルを良いと認めている結果なのです。

2代目レクサスisというプレデターなデザイン失敗作を経て、スピンドルグリルのデザインの方向性や進化のさせ方も学習し、ライト形状などのデザインにも試行錯誤が見られます。今後も大胆に進化し、スピンドルグリルといえばレクサスというブランドイメージが確立していくことでしょう。

進化するスピンドルグリルとライト形状

以下の写真はCTの2017年マイナーチェンジモデル。
アローヘッドと呼ばれる矢印形状のLEDクリアランスランプ。今までのモデルではライト下部に設置されていたが、CTではライト内に埋め込まれていますが、無難な仕上がりになっています。通常のままだとプレデター目の小さなライトがプレデターにならずに済んでいるところもデザイン的な完成度の高さを物語ります。スピンドドルグリルの周りのシルバーの装飾もグリルから離れて大胆なラインになりつつあります。

デビュー時からフェンダーラインは変えずに最新のレクサス顔となっているCTに比べ、マイナー後も不細工度さが変わらないisは、デザイナーの力量不足でしょうか。

スピンドルグリルのブランド構築の結果

写真は2007年時点のLSです。この時点では、スピンドルグリルを採用していませんね。あらためて見ると「L」のエンブレム以外、レクサスを印象付けるインパクトは全くありません。

メルセデスやBMWのように、どこから見てもブランドを認識できるデザインが足りないのです。当然、このあたりは欧州車が先行していたアイデンティティなのですが、レクサスもブランドイメージを統一するコンセプトを欧州車からパクリました。そして、現在ではスピンドルグリルという欧州車に負けない個性とブランドイメージを確立したのです。

最近では、マツダも日産もメーカーのブランドイメージを印象付ける統一デザインが採用されています。アンチ・レクサスな方が、このスピンドルグリルに対してマイナス評価を下そうとも実際には成功していると言えます。

2018年の新レクサスls失敗の理由は、ボディサイズの大きさ

2018登場の新lsは、4ドアクーペ化し、フロントノーズもスポーツカーのように長く、スピンドルグリルも完成の域とも言える出来ですが、ノーズが長すぎます。全長は5200mm越えは、日本市場では扱い難いサイズとなったのが売れ行き不振の最大原因です。スタイリングだけ見れば、しかし、マーケティングとして完全なミスを犯しました。他の欧州車は、上級サルーンといえども、フロントオーバーハングを極力短くしている点です。日本においても世界でも、デザイン優先で良いというものではありません。Fセグメントとして、あるべきサイズを死守すべきだったのです。
デザイン側の暴走か、マーケティング不足か、FFモデルやクーペモデルなどのロングノーズとは相性の良いスピンドルグリルですが、FRのisやlsでは消化不良のようです。

2020年レクサスisが劇的にマイナーチェンジ

レクサスIS 2020年レクサスGSが生産中止となり、ISのフルチェンジまで延命させるべく、大胆にマイナーチェンジを行いました。バンパーの全長サイズアップ、フロント、サイド、リヤのボディラインまで手が入り、ほとんどフルモデルチェンジに近い修正が入っています。

過去自動車メーカーの歴史からすれば、例を見ないほどのパネルラインまでの変更は、もうフルモデルチェンジに近い内容でしょうか。最悪だったライト形状も本ページで指摘したように、あるべき姿に変身しています。当然とも言える結果です。もはや醜いisは一掃されました。これでカッコ悪いから売れなかった、当たり前の原因からは脱出できたと思います。

ただし、フロントバンパーの全長延長というFRらしからぬプロポーションは、まだグリルデザインの熟成不足を物語っています。
FRとしてあるべきショートオーバーハングのデザインをスピンドルグリルのFR版として模索していく必要があります。

失敗デザインは、紙一重

レクサスの量販モデルはRX/NX/UXというSUVがメインな状況で、セダンの売れ行き不振が続いています。下記はコンプトモデル(LF-1)ですが、熟成のグリルデザインとは別にライトデザインの消化不良が目立ちます。これは、2代目前期isプレデターの大失敗作を見ているようです。デザインは陳腐化しないように飽きられないような斬新さも必要です。しかし、嫌い・ダサいよりも「醜い」と言われないデザインをお願いしたいと思います。

スピンドルグリルの嫌い・ダサい意見のまとめ

2011年から10年が経過し、レクサス・スピンドルグリルは世界的な認知度も高まりました。高年齢層や従来のトヨタ・レクサスユーザーの嫌い・ダサいという意見もありますが、レクサスとしてのブランドイメージの確立に寄与し、ブランディングは成功したといって良いでしょう。
2代目レクサスIS初期モデルのような致命的なデザイン破綻も見直しが進み、完全に解消しています。

スピンドルグリルは新たなステージへ

レクサスの2022年RZ(電気自動車)は、グリルデザインをフルボディ同色し、新しいチャレンジが見られます。その名は「スピンドルボディ」です。
さらに2022年RXも一部ボディ同色化としています。今後、レクサスのデザインアイコンはさらに進化していくでしょう。市場も高評価のようです。