2022年登場の新型ステップワゴン(6代目)に「ダサイ」の声が多く、失敗確定のフラグです。先代モデルの失敗経験は、全く学んでいないようです。その理由を解説します。
新型ステップワゴンに「ダサイ」の声が早くも
引用元:ホンダが新型「ステップワゴン」公開! 主流のオラオラ系とは別路線で勝負
従来はノーマルと「SPADA」(スパーダ)の2シリーズだったが、スパーダが実に販売の9割を占めていた。新型ではノーマルをラインアップから外そうとの意見も出たそうだ。
しかし、ミニバンを購入したいユーザーの意向を調査すると、ナチュラルなスタイリングを望む人も3割程度いることが分かった。
先代スパーダの9割の実績を全否定し、ナチュラルなスタイリングの3割で勝負するとか・・・有り得ません。
今回の6代目デザインは、AIRのナチュラルなスタイリングをベースとしたコンセプトであり、主力のスパーダは、AIRの影響を受けて、オラオラ度を極力そぎ落とした控えめなデザインに留まっています。実際、販売の主力はスパーダになっています。(22年8月で6割)
従来のステップワゴン、オデッセイ、エリシオンの歴史を見れば、ユーザーニーズは一目瞭然。後期モデルを見れば、営業現場のニーズに応じて全て「後期モデルのオラオラ化」している歴史が物語っており、この志向性の調査結果から、明確な数字が出ているにも関わらず、この大暴走です。
デザインを「ダサイ」と思わない判断が致命傷
現行の4代目フィットは、ホンダの屋台骨であるにも関わらず、販売は低迷しており、低迷理由はデザインが原因なのは誰の目にも明らかです。
市場の多数派の声、隠れヤンキー、車だけでも目立ちたい隠れ層を無視したマーケティングに未来はありません。「ダサイ」の一言で記憶から消えてしまいます。それだけインパクトが無い顔なのです。
過去のマーケティング結果全無視、営業現場の意見全無視、過去の前期大失敗モデルの尻ぬぐいを行っている後期モデル対応担当の苦労も全無視です。
ネット上、失敗とする意見
- わくわくゲートの廃止
- ボディサイズの拡大
- 丸みの外観から四角い外観
- シンプルな箱型デザイン
他社ライバル車も似たようなものです。新ステップワゴンが劣っている点はないでしょう。
3代目以外、4代目、5代目も明確に後期はオラオラ角形でデザインにリニューアルしており、3~5代目を丸型とするのは無理があるでしょう。
むしろ、今回のAIRは丸みのあるバンパーデザインです。
「シンプルな箱型デザイン」という表現ですが、四角い箱型が失敗ではありません。
四角い箱型を「シンプルな非オラオラ」にしたことが失敗なのです。
この判断って、どうよ
【オラオラ顔と真反対】新型ステップワゴンは、なぜここまでシンプルに?
いえ、私が(オラオラ顔が)とにかく嫌いだったんです(笑)。そういった“線”ではなく、“面”でデザインするようなクルマにしたかった。ですので、ああいったものはやらないと言って。すっきりとした顔立ちの「エアー」はやらなくても、「スパーダ」では(オラオラ顔を)やるんじゃないかという話もあるんですけれども、とにかく嫌だったんですよ。ああいった顔にしてしまった瞬間に、何か“ゴテゴテ勝負”になっていくような感じがして、それは違うよねって思いました。
ドレスアップモデルの「スパーダ」は多少見れるデザインですが、標準モデルのフロントマスクは「ダメダメ」でしょう。
アルファード、ヴェルファイア、ノア・ボクシーファンでもなく、オラオラも好きではありませんが、ミニバンワンボックスの好まれるデザインとは何か?当たり前のマーケティングが出来ないホンダは自滅します。早くも失敗確定でしょう。(写真は標準モデル)パンパーの角を削り、丸みを帯びたスタイリングは、せっかくのスクエアデザインが台無しです。
初代ステップワゴンの原点は、オラオラでなく、スクエアなスタイリングです。ノアもボクシーも1BOXミニバンが育て上げたスクエアな原点を踏襲し、オラオラを盛り込む点では、素人にもわかる明確なマーケティングなのです。
オラオラに欠ける中途半端なスパーダ
オラオラ感を抑えたデザインとの事ですが「非常に中途半端なデザイン」です。
徹底的にAIRベースのシンプルなイメージを貫くべきですが、グリルの大型化により中途半端なオラオラ感が「スパーダ」に垣間見えます。「電動テールゲートは、スパーダ専用」であるなど、AIRを売る気が全くないような、驚きのオプション設定は、まさにユーザー不在の営業戦略です。
国内専用モデルで国内マーケティング無視の暴走と失態
最近のホンダは、海外市場を優先したデザインとなり、国内市場では受け入れられず、売れ行き不振が続いています。マーケティングの観点から、市場規模が縮小する日本市場軽視は避けられないところでしょう。典型例としては、シビックやCR-Vも海外では売れ線ですが、国内は全滅ですね。
上記と異なり、ステップワゴンは、国内専用モデル的な位置付けです。にも関わらず、ユーザー嗜好を全く考慮しないデザインとなっています。
「日本向けなのに日本市場の嗜好無視」、こんなマーケティング理論のホンダに未来はありません。
ボディサイズ拡大の弊害
- 先代5代目:全長4690mm、全幅1695mm、全高1840mm、ホイールベース2890mm
- 今回6代目:全長4800~4830mm、全幅1750mm、全高1840~1845mm、ホイールベース2890mm
今となっては、数少ない5ナンバーサイズ指名買いのユーザーが多かったと思いますが、全長10センチ拡大は、国内向けモデルとしては、やりすぎの感がありますね。
オデッセイ生産中止に伴う、ユーザーの取り込みを考えた拡大でしょうか?。もし、そうであれば安易すぎませんか?。
ここでも新型ノア・ボクシー全長4690mm、全幅1730mmという女性ユーザーや日本の道路事情を考慮した日本のミニバンとしてのあるべき売れ線サイズが、際立ちますね。
2022新型ノア、ボクシーのオラオラ踏襲の圧勝確定フラグ
好き嫌いは別として、どちらが売れるのか、ド素人でも判断出来るデザインですね。
アルファード、ヴェルファイアの弟分のサイズ感を凌駕する圧倒的なデザインとなっています。
特に先代ノアで、やや消化不良で大型化したグリルだけが目立ったデザインでした。しかし、新型ノア(写真モデルはS-Z)では、グリルからライトにかけての完成度は非常に高いと思います。
テール形状の立体感・存在感は、ステップワゴンが悲しくなってしまうレベルです。
先代5代目(RP1-5)モデルの失敗事例
マイナー前で失敗し、マイナー後で大きく変更する、いつものホンダパターン。
もはや、マイナー前デザイナーは、現場から退いて頂きたいレベルでしょう。(写真はマイナー前)
後期型で販売回復の理由、それはデザインが全てである
説明不要ですね。誰が見ても端正かつ市場が好む「オラオラ」「マイルドヤンキー」を取り込みつつ、ホンダらしさの漂うデザインになっています。丸みから四角いデザインになった点がポイントです。後期デザインの成功事例です。(写真はマイナー後)
前期型の失敗理由
- エンジン1.5Lダウンサイジングターボが失敗原因ではない
- わくわくテールゲート(観音開きのバックドア)は失敗原因ではない。むしろ、他ミニバンに対しての個性や使い勝手の利点、見せびらかす優越感もあった。
- 失敗要因は、イマイチなフロントデザインではないでしょうか。
マイナー後にオラオラに戻るいつものパターン
王者のステップワゴンが、ライバル勢に追い抜かれ、人気車や、ノアボク、セレナに、抜かれたままになるとは、誰も思いませんでした。
結局、マイナーチェン後のモデルで、オラオラ顔に戻るいつものパターンが容易に想像されます。先代ステップワゴン、オデッセイ、エリシオンが歩んできた歴史です。ホンダファンでなくても気になる所でしょう。
N-BOXやフリードがステップワゴンのシェアを奪ったのか
引用元:新型ステップワゴン登場で考える今のホンダが失ったもの~「偉大なる初代ステップワゴンという存在」(ベストカーWeb) | 自動車情報サイト【新車・中古車】 – carview!
N-WGNなども含めると、国内で売られるホンダ車の50%以上が軽自動車になる。
さらにコンパクトミニバンのフリードも1カ月平均で約5900台が登録され、今ではホンダのブランドイメージがダウンサイジングした。そのためにステップワゴンの売れゆきが影響を受けたり、需要を奪われたりしている面もある。
他メーカーにも、軽やコンパクト3列車が存在するにも関わらず、ホンダだけ、N-BOXやフリードに奪われたというトンデモない理由付けが、意味不明です。
ステップワゴンは、フルモデルチェンジを行う度に豪華さやエアロ仕様のカッコよさを追い求め、本質から外れたのかもしれない。その原点がN-BOXには宿り、高い人気を得ている。
「デザインが悪い・カッコ悪い」という失敗原因のキーワードが、文中に一切登場していません。
過去のステップワゴンの歴史を辿れば、後期モデルでデザインを大きく修正し、売上が回復するパターンです。そして、N-BOXはライバルに負けない「オラオラ感」満載です。ライバル車は、ステップワゴンの原点思想に加えて「オラオラ感」、使い勝手やユーザーニーズを学習した「PDCA」モデルです。
単に初代ステップワゴンへの原点回帰するだけという、非常に安易な選択は、正解ではありません。
初代ステップワゴンが築き、セレナやノアボクのライバル達が育て上げた歴史こそが、マーケティングなのです。
自社の売れ線すら理解できない開発陣
N-BOXは明確なオラオラ系
N-BOXのデザインは、明確な「オラオラ系」ですね。ライバル車にも劣らないスクエアな鉄板デザインと共存しています。
インテリアだけでなく、エクステリアの派手さも一枚上手です。ホンダの特徴的なグリルデザインとオラオラ感を上手く調和させています。デザインが良い、車の中身が良いから売れる、ただそれだけの事です。これが、ユーザーにウケるオラオラデザインです。ホンダ自ら証明しているのに、なぜ否定するような無謀な戦略に突き進むのでしょうか?
消滅したモビリオスパイク・ザッツにそっくりでは?
一方で、2022年のステップワゴンは、売れなかったホンダ・モビリオスパイクや軽自動車のホンダ・ザッツそっくりです。まさに過去のスクエアデザインは、終焉を迎えています。
過去のモデルの良い点と悪い点を分析できず、他メーカーの成功例や動向を全く理解しようとしないのは、なぜでしょうか。
初代ステップワゴンは、唯一無二だから成功しました。「単なるスクエア」や「シンプルな面構成」にすれば売れるという時代ではないのです。
モビリオスパイクやザッツのデザインは、2022年6代目ステップワゴンにソックリですが、長続きしなかったモデルとして、皆さんの記憶に残っているモデルでしょう。
モビリオスパイク
ニッチマーケットを狙う車としては成功し、後継のフリードスパイクに繋がった。モビリオスパイクの後期モデルでは、ガラリとフロントマスクを変えた歴史を学習しなかったのでしょうか。
ザッツ
発売当初こそ同クラスのライフと共に人気を伸ばしたが、押しの強いデザインが好まれるジャンルの中では次第に存在が希薄化。トランスミッションが3ATのみで、他社のライバル車と比較して販売面では苦戦を強いられる結果でした。(Wikipediaの記述は、非常に的を得ています)
5代目と6代目の相違点、ステップワゴン新旧比較。ユーザーの声を大切に原点回帰した新型の狙
引用元:東洋経済誌の記事ですが、重要なファクター以外、どうでも良いでしょう。
見た目のスタイルやデザインも重要なファクターではあるが、こうしたファミリー向けジャンルのクルマでは、どれだけ高い実用性を備えるのかも、ユーザーから大きな支持を得られるか否かのカギになるからだ。
すでに6代目。ファミリー向けの実用性・使い勝手として、熟成の域に達しており、今さら実用面で決定的なデメリットなど無いでしょう。
ホンダの開発者によれば、先代モデルは、近年の高級志向もあり、より上級というイメージの「スパーダに人気が集中していた」という。より安価な標準モデルの不人気が販売面で苦戦した要因のひとつだったようだ。
- 単にスパーダがカッコ良く、標準モデルのデザインがブサイクだったという、営業部門もユーザーもだれでも理解できる単純な話です。
- Airを売りたいのに電動テールゲートオプションを外す、意味不明な戦略
標準モデルステップワゴンやフィットの買替えで訪れたユーザーが、あまりのカッコ悪さに呆れて、下位モデルに流れてしまうという結果です。ホンダディーラー内で顧客を留めようとする・逃がさないようにするという、ディーラーの現場では、屈辱的なセールスの結果に過ぎません。
むしろ他メーカーに流れなかっただけ、販売現場としてはラッキーというレベルでしょう。
後期モデルでデザインが良くなるという営業現場の意見を吸い上げられず、毎回、開発現場の思い上がりが暴走するのでしょうか?。
少なくともデータとしてデザインが根本的に駄目であるというビッグデータが、ホンダ車として当たり前のように吸い上げられるハズです。
わくわくゲート廃止の是非
引用元:新型ホンダ・ステップワゴンの取捨選択とは(GQ JAPAN) | carview!
そもそも、ミニバンの購入意向者がわくわくゲートにたどり着く前に、スタイリングの面でトヨタ・ノア/ヴォクシーと日産セレナに負けていた。ミニバン・マーケットの主役は、いわゆるマイルド・ヤンキーと呼ばれるマインドの若者たちであり、彼らが求めているのは“オラオラ・デザイン”であって、冷蔵庫ではない。クルマが好きなわけでもない。必要だから買う、“素敵な暮らし”を実現するためのアイテムなのである。
非常に的を得ていると感じた内容です。先代の後期モデルは「わくわく」と「オラオラ」を両立していただけに、中古車として魅力的な存在かと思います。
売る気が全く無い「AIR」のオプション設定
コンセプトは、AIRとスパーダに上下関係は無いとの話でしたが、実態は全く異なります。
しかし、AIRに必要なオプション装備は全く選べず、グレードとしてはスパーダ一択となるでしょう。これでは、AIRは誰も買わない最低グレードでしかありません。先代がスパーダ一択となり、廉価版のノーマルグレードが全く売れなかった経験を全く学習していないようです。
もはや、マーケティングや営業現場の意見、ユーザー意見を100%無視したようなステップワゴン販売戦略、凄過ぎます。
AIRに付けられない必須のオプション装備
- 前席シートヒーター設定なし
- 電動パワーオートテールゲート設定なし
(観音開きを止めたのだから、全車標準が当たり前でしょう) - 後方確認用の安全装備群の設定なし
- 後席オットマンの設定なし(これも最近のワンボックスには必須装備でしょう)
- USBポート不足
- LEDアクティブコーナリングライト
- ブラインドスポットモニター
- インフォメーション
少なくともデザイン面でオラオラを止めたとのコンセプトなら、素のAIRにも、オプション装備を充実させるのが、筋でしょう。シンプルベースのAIRがステップワゴンのイメージカラーのようです。よって、スパーダのみにオプションを装備を絞るような愚策は、ユーザーの不満が増すだけのように思います。
AIRは、USBポートが「たったの一個」
シンプルなAIRをベースデザインとし、販売の主力モデルになると言い切ったコンセプトです。
USBポートは、スパーダ以上で運転席・後席を含めて6個もあるのに、AIRには運転席に1個しかありません。今時、多人数乗車のワゴンにも関わらず1個とは、なんということでしょう。
ここまで、装備に差をつけておいて、主力がAIRとか、コンセプトの迷走も甚だしいです。
AIRメインのコンセプトは、全く反映されておらず、スパーダが販売の主力モデル(6割/22年8月)であり、当然の結果とも言えるでしょう。
新型ステップワゴン発売後の状況
- ノア、ボクシー:7万台の受注(2月13日)
先行予約開始受付2021年12月8日 - ステップワゴン:2万7000台の受注(6月27日:月間販売計画である5000台の5倍以上)
先行予約開始受付2022年2月4日
2022年10月販売登録台数
順位 | ブランド名 | ブランド名 | 台数 | 前年比 |
---|---|---|---|---|
7 | ヴォクシー | トヨタ | 7,201 | 273.4 |
8 | ノア | トヨタ | 7,166 | 363.8 |
10 | フリード | ホンダ | 5,858 | 93.9 |
11 | フィット | ホンダ | 4,688 | 86.8 |
13 | セレナ | 日産 | 4,446 | 111.8 |
17 | ステップワゴン | ホンダ | 3,075 | 98.4 |
ノア・ヴォクシーに惨敗なのは当然として、モデル超末期のセレナの2/3に留まる体たらく。
ホンダ車もモデル末期のフリードがホンダを支え、デザイン最悪の最新フィットとステップワゴンが足を引っ張るブラックホールの蟻地獄の結果に。
2024年1月販売登録台数
トヨタ低迷、ホンダ浮上という流れが持続できるのかが、ポイントになるでしょう。
ジワジワと人気が高まっている可能性もあります。
順位 | ブランド名 | ブランド名 | 台数 | 前年比 |
---|---|---|---|---|
8 | セレナ | 日産 | 6,428 | 183.1 |
11 | ノア | トヨタ | 5,216 | 76.0 |
12 | ステップワゴン | ホンダ | 5,197 | 168.8 |
15 | ヴォクシー | トヨタ | 5,006 | 70.8 |
年間販売台数
丸み帯びたブサイクな先代前期モデルの5代目より、売れなかった2023年実績です。
2024年に入り、販売好調のニュースが流れましたが、年間ではベスト15~20位内でしょう。
年 | 販売台数(年間ランキング) |
---|---|
2023年 | 44,157台(19) |
2022年 | 37,966台(16):6代目、5月発売 |
2021年 | 39,247台(19) |
2020年 | 34,441台(20) |
2019年 | 52,676台(18) |
2018年 | 56,872台(16) |
2017年 | 46,457台(23):後期型、9月登場 |
2016年 | 52,472台(15) |
2015年 | 53,699台(17):5代目、4月発売 |
2014年 | 42,743(18) |
2013年 | 62,206(10) |
2012年 | 63,707(9) |
2011年 | 48,797(11) |
2010年 | 80,934(7) |
2009年 | 43,020(20) |
2008年 | 44,441(20) |
2007年 | 55,800(15) |
2006年 | 78,216(6) |
2005年 | 91,745 (7) |
2004年 | 46,700 (20) |
2003年 | 63,182 (13) |
2002年 | 71,128 (11) |
2001年 | 110,014 (5) |
2000年 | 79,270 (9) |
1999年 | 90,495 (3) |
1998年 | 93,280 (6) |
1997年 | 109,893 (5) |
売れ線グレードはスバーダに一極集中
装備に差を付けすぎ、AIRを売りたくないような装備内容ですから、当然の結果ですね。
シンプルなAIRを売りたかったようですが、中途半端グリルのSPADAが売れ線とは。であれば、もっとオラオラで良かったという話ですね。
- 「SPADA」:85%
- 「AIR」:15%
新型ステップワゴンは「ダサイ」のまとめ
おぎやはぎの愛車遍歴で「愛車遍歴的カー・オブ・ザ・イヤー2023」受賞
- 2023/9/2放送で、番組内登場モデルは、なんと「AIRグレード」
- 実際の販売台数ランキングを全く反映していない、番組内のユーザー得票数に疑問
- 日本カーオブザイヤーの選定から圏外なんですけど
- 2023であれば、ZR-Vがノミネート車になるべきであり、明らかに不自然
- 実際の販売台数や市場評価を事前に知っていたのであれば、さすがに「この選択」にはならない気もします。
- ツインリンク茂木の開催場所に忖度の香りが
市場無視のホンダトレンドの迷走っぷり
新型フィットのライトデザインに似ている部分もありますので、今後登場するホンダデザイントレンドの方向性は決まっていた部分もあるのかもしれません。
- フィットの売れ行きに黄色信号が点灯した。(柴犬ライトが販売不振の理由)
- 先代ステップワゴンの後期スパーダで復調した。(マイナー前の非オラオラが失敗の理由)
- オデッセイ生産中止の前提で10センチ拡大したものの、オデッセイユーザーに見向きもされませんでした。中国製オデッセイを国内投入という迷走っぷり。
国内専用のステップワゴンの方向性は、素人でも判断できる過去事例、勝利の方程式、軌道修正のキッカケは沢山あったのです。もはや、このホンダの定番シナリオでもある、失敗のビッグデータをAIに判定させれば、確実にダメ出ししたことでしょう。
このような当たり前の声すら反映できず、「ダサイ」「失敗」で片づけられてしまうのは残念です。
中身は良い車なのが、2022新型ステップワゴンなのです。
ユーザーに支持されないデザインが予めわかっているにも関わらず、デザイナーのプレゼンが優先され、当たり前のように失敗し、屋台骨がコケるというループに陥っているホンダ車だらけの昨今です。(私は、カッコ良いホンダイメージを取り戻して欲しい一人です)
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