査定君
アウディを実際に乗る人の年収層とアウディ側が考えるターゲットとする年齢層とは?。実際の年収とターゲット年齢とのギャップはどうなのか?。真の実態に迫ります。
アウディに乗る人の年収ターゲット
ターゲットユーザーは年収1400万円前後の富裕ファミリー層で、日本市場での販売は年間5000台が目標
以下のアウディ広報の宣伝コピーです。これを見て、皆さんは、どのような感想を持たれたでしょうか。
- 「メインターゲットは35歳から。年収は1200万円以上」(2002年、アウディA4カブリオレ)
- 「世帯年収が1500万円以上で趣味などに強いこだわりを持つ成功者がターゲットで、年間700台の販売を目指す」(2008年、アウディA5・S5)
- 「ターゲットユーザーは年収1400万円前後の富裕ファミリー層で、日本市場での販売は年間5000台が目標」(2008年、アウディA4)
ドイツ本国の戦略なのかもしてませんが、一般ユーザーにとって誇大表現と感じる可能性がありますね。昨今の日本人の平均年収からすれば、実購入層と乖離していることは、数字を出すまでもないでしょう。
一般ユーザーが見ただけでも違和感を覚える内容ですから、販売現場において、この内容に違和感が無かったのでしょうか。
主力の最多売車種アウディA4から、A3/A1のグレードへ移行している状況をふまえ、当時の対象年収層から、かなり下がっているのではないでしょうか。
アウディオーナーの年収とは
欧州車のアンケートを参考にしてみます。(アウディユーザーとは若干異なるかもしれません)
アウディオーナーの収入層
対象グレードに対する主な年収層(イメージです)
- A1/A3シリーズ購入層:年収500~700万
- A4シリーズ購入層:年収800~1000万
- A6シリーズ購入層:年収1000~1500万
- A8シリーズ購入層:年収1500万以上
オーナーになるための必要年収
「車両価格の2倍の年収が必要」という説があります。理由としては、車両購入から維持は容易ではないという事ですが、本当でしょうか?
実態として、300万の車を購入する車好きの若年層において、600万の年収があるかと言えば、そうとも言えません。建売住宅に収まっているA3の新車込600万の購入層として、全ての方が、1000万以上の年収は、無いでしょう。
- 必要な頭金を貯めて、残りをローンにする。
- 下取り車の査定額、頭金、ローンを組み合わせる。
残りのローンと維持メンテナンスの費用が払える余力があれば、収入は関係ないとも言えます。
家計や趣味における車の優先順位の高い方であれば、一般論は当てはまりません。
アウディオーナーの年齢層
オーナーに占める年齢層の割合
- 20才~:10%
- 30才~:25%
- 40才~:35%
- 50才~:20%
- 60才~:15%