岩貞るみこ氏は歴史を知らず
女性自動車評論家の岩貞るみこ氏が、ワーストカーにBMW3シリーズを選んだ理由に車幅1800mmを超える理由を挙げていました。
2020年の話です。なんという事でしょう。アウディが1800mmの大台に乗ったのは、2009年の話です。岩貞氏の自動車評論家としての知識を疑う理由です。
2009年時点でアウディA4は、1825mm
アウディでは、その10年前の2009年のAudi A4(B8型)の時点で、1800mmを超える1825mmとなっていました。
日本向けBMW3シリーズE90型F30型は、1800mm
BMW 3シリーズ(E90型)では1815ミリとなったモデルでは、滅茶苦茶叩かれ、日本仕様を1800ミリにマイナーチェンジしてきたことは記憶に新しい。2005年、当時のメルセデスCクラスは、1770ミリと進化の仕方は良心的でした。
アウディA4車幅の変遷
- 80シリーズ:1695mm
- 初代A4:1735mm(+40mm)
- A4-B6:1765mm(+30mm)
- A4-B7:1770mm(+5m)
- A4-B8:1825mm(+55mm)
- A4-B9:1845mm(+22mm)
全長が大きくなったことも、ホイールベースが大きくなったこともまあ、良しとしましょう。
でも、狭い日本の道路事情、狭い駐車場事情では1800mmの壁は厚いようです。少なくとも旧A4ユーザーで、新型A4を諦めた方も少なからずいると思われます。また、アウディファンとしてA3に乗り変えた方もいるかもしれません。A4-B8は、先代A6の車幅をも超えてしまったのです。
アウディユーザーは大人しいのかもしれないが、もう少し声を上げてもいいでしょう。
2021ライバル車との車幅比較
- A4-B9:1845mm(+22mm)
- Cクラス:1820mm(+10mm)
- 3シリーズ:1825mm(+25mm)
この点でアウディは、同一セグメントであれば、より大きく、グレード数字もより大きく見せるようにという戦略が徹底されていることがわかります。
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