
査定君
ポルシェの新型BEVマカンが登場し、現行ICE(内燃エンジン)マカンの製造中止ニュースが流れました。しかし、新型ICEマカンの登場が噂されています。その登場がいつになるのかを解説します。
ポルシェ・マカンの概要
2008年登場のアウディQ5プラットフォーム(MLB)がベース
- コンポーネンツの3分の1を共有
- パーツを共有しつつ、ポルシェのエッセンスを投入して開発
- ポルシェの売り上げに一番貢献した再多売モデルとなりました
初代マカン(S95B型:2014年~)
前期型マカン1型
- ポルシェとしては、Dセグメント初のSUV
- エアサス採用モデルあり
- ドイツ・ライプツィヒ工場
- プロジェクターの丸形ライト
中期型マカン2型
- マイナーチェンジ、LEDライトへ変更
- エンジン、足回りの変更
- 10.9インチのセンターモニターへ大型化
後期方マカン3型
- マイナーチェンジ、バンパー形状変更
- センター操作系がタッチパネル化
- エンジン仕様変更
- マカン/T:2.0L 直4 ターボ (265ps/400Nm)
- マカンS:2.9L V6ツインターボ (380ps/520Nm)
- マカンGTS: 2.9L V6ツインターボ (440ps/550Nm)
マカン(BEV初代モデル)の概要
ICE廃止し、BEV一本化の予定だった
欧州の厳しい排気ガス規制ルールの対応として、初代マカンの内燃エンジン(ICE)モデルを廃止が予定され、ICEと併売する形で、BEVモデルとして「XAB型」が登場しました。
初代BEVマカン(XAB型:2024年~)
- バッテリーEV専用のプラットフォームを採用
- 100kWhのリチウムイオンバッテリー
ボディサイズ
- ホイールベース:2,893mm
- 全長:4,784mm
- 全幅:1,938mm
- 全高:1,623mm
- 車両重量:2,220 – 2,893kg
モデル構成
- マカン:360ps/563Nm(RR)
- マカン4:408ps/650Nm(4WD)
- マカン4S:516ps/820Nm(4WD)
- マカンターボ:639ps/1130Nm (4WD)
2025年にICEのアウディQ5が登場
当初計画:ICEモデルのBEVへの移行
アウディVWポルシェグループとして、2030年、2035年の電動化施策のロードマップを受けて、BEV化を推進しています。
- S95B型のICE生産を中止し、次期ICEモデルの生産を行わない
- 代替モデルとしてXAB型のBEVへの移行
計画変更:ICEおよびPHEVモデルの新モデル追加
世界的なBEVの販売低迷が顕著により、グループとして生産規模を縮小したり、計画の見直しを迫られているようです。
アウディVWポルシェグループとしても、電動化一択のロードマップの計画を変更し、ICEおよびPHEVを継続生産の計画であることを発表しています。
アウディ・VW自体は、ICEのハイブリッド化を促進
48Vマイルドハイブリッドシステムと7速DSGによる燃費向上により、直近の燃費規制をクリアできることから、アウディQ5とVWティグアンのフルモデルチェンジが実施されました。
Premium Platform Combustion(PPC)をベースに開発される想定
ICEマカンの二世代目登場の期待が高まる:まとめ
初代BEVのマカンも好調な滑り出しですが、初代ICEマカンの売り上げをすべてカバーすることはできず、ポルシェグループの屋台骨を支えるために、早期のICEマカン復活は経営的に避けられないところでしょう。
- BEVマカンだけでは、ポルシェの屋台骨を支えることが出来ない
- ポルシェと新型アウディQ5のテスト走行がスクープ
- 新型アウディQ5の電動化により、直近の環境規制に対応できる
2027年登場とする記事もありますが、本サイトでは新アウディQ5のパワートレインを用い、BEVマカンのインテリア、インターフェースを用いることで、第二世代ICEマカンの登場は、2026年末と予想します。