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CR-Vはダサいのか売れない理由とは

査定君
査定君

ホンダが世界市場で長年販売し続けるグローバルSUV「CR-V」。北米では長らくベストセラーSUVとして人気を維持している一方で、日本では「売れない」「ダサい」「影が薄い」と言われがちです。
本記事では、CR-Vの歴代モデルから最新モデルの主要装備、さらに「ダサい」と言われる背景、そして競合であるハリアー・RAV4・CX-5・エクストレイルとの比較を通じて、その理由を徹底分析します。

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CR-Vの概要

CR-Vは1995年に登場したホンダのミドルサイズSUVです。
当初は“都市型SUV”としての利便性と快適性を前面に押し出し、ライトなアウトドアユーザーやファミリー層から支持されました。
現在では北米を中心に世界で高い人気を誇り、北米市場のCセグメントSUVの代表的存在として販売台数上位の常連です。

CR-Vの特徴は以下の通りです。

  • 広い室内空間:全長の割に室内長が長い
  • オンロード志向の乗り味:滑らかで安定した走行性能
  • ハイブリッド技術に強い:e:HEV搭載モデルで高効率
  • 世界基準の安全装備:Honda SENSING標準装備

日本ではやや影が薄いものの、世界基準では非常に高く評価されているモデルと言えます。

歴代CR-Vの変遷

初代(1995〜2001年)

初代CR-VはカジュアルSUVとしてデビュー。
アウトドアブームの追い風もあり、遊び心あるデザインと大容量ラゲッジで人気を博しました。
背面タイヤを採用したクラシックなSUVスタイルが特徴です。

2代目(2001〜2006年)

丸みを帯びたスタイルへ進化し、都市型SUVとしての使い勝手を強化。
ホンダらしいパッケージングが評価され、日本市場での販売も好調でした。

3代目(2006〜2011年)

背面タイヤを廃止し、都会的かつモダンなデザインへ。
走りもより乗用車的となり、海外市場での評価が上昇。

4代目(2011〜2016年)

北米市場向けにサイズが拡大し、ファミリー向けSUVとして定着。
ただ日本ではライバルSUVが増え、徐々に存在感を失う。

5代目(2016〜2022年)

ターボモデル+ハイブリッドモデルを展開し、走行性能が大きく向上。
内装も高級化したが、日本での販売は限定的。

6代目(2022年〜)

より直線基調のデザインへ刷新され、e:HEV搭載で燃費と走りを両立。
日本国内導入は、2025年冬の予定。

最新CR-Vの主要諸元・装備一覧

主要諸元(e:HEV 2.0L)

全長 4,705mm
全幅 1,865mm
全高 1,680mm前後
ホイールベース 2,700mm
エンジン 2.0L + モーター(e:HEV)
システム出力 約204PS
駆動方式 FF / AWD
燃費 WLTC 約20km/L前後

主な装備

  • Honda SENSING 全車標準
  • 10.2インチ:運転席メータ―ディスプレイ
  • 9.0インチディスプレイ(北米仕様でたったの9インチ)
  • スマホワイヤレス接続(Apple CarPlay / Android Auto)
  • パノラマサンルーフ
  • 本革シート(上位グレード)
  • パワーシート
  • シート・ハンドルヒーター(ベンチレーション無し)
  • BOSEサウンドシステム
  • デジタルメーター

スペックだけ見ると日本の競合SUVと比べて遜色はないとは言い切れませんん。
上質さでは上回る部分も多いとするのは、ホンダ国内のトップモデルとしては、やや微妙と言えるでしょう。

ZR-Vと同じナビが選べるなら、11.4インチが搭載される可能性があります。

国内導入遅れの失策、経営ミスはいつもの事

日本導入は3年経過というホンダお馴染みの失策

  • 2022年9月に登場したにも関わらず、日本向けの導入が3年後という失策
  • 当時の戦略として、日本はヴェゼルとZR-Vの二車種で十分だ、オデッセイを廃止し、ステップワゴンで十分だ(のちに中国産が復活)など、国内向けの失策が目立ちます
  • その結果、モデルの鮮度が大幅に失われ、ライバルのRAV4やCX-5は、フルモデルチェンジの時期となり、CR-Vのモデル鮮度は完全に型遅れのレベルに到達しています
  • 国内向けに全く売れる筈もない、「CR-V FCEV」モデルを投入するなど、この戦略は、販売店側から失望の声が聞こえています。
  • まるで、ZR-Vを売るために、CR-Vの投入を遅らせたという感が濃厚でしょう。この判断は誰が行ったのでしょうか。ZR-Vのおちょぼグリルの失敗デザインは、オラオラデザインを好む日本市場でウケることは、考え難く販売台数は失速方向のようです。
  • ヴェゼルRSでは、ボディ同色グリルを止めて、普通のグリルに戻したことで、ボディ同色グリルなどのホンダ一連の失敗デザインの流れを軌道修正する流れを感じます。
ホンダCR-VのプラグインFCEVは失敗なのか
日本でも世界でも失敗の烙印が押されたFCEVです。 CR-VのFCEVは失敗、売れない、ダサイ確定でしょうか。 CR-V FCEVが失敗する理由を解説します。
ホンダZR-Vがダサイ「おちょぼ口」に似てる失敗デザインなのか
ホンダの新型SUVとなるZR-Vは、ウェゼルの兄貴分、CR-Vの弟分にあたります。特徴的なフロントマスクに好き嫌いが分かれダサイ、カッコ悪い、「おちょぼ口」「フグ似」「出っ歯」とする声から、ダサさで失敗するのか、独自の分析、洞察の内容に迫ります。

CR-Vが「ダサい」と言われる理由

実際には世界的にデザイン評価は高いのですが、日本では以下の理由で「ダサい」と言われることがあります。

スタイリッシュさより機能美を重視したデザイン

ハリアーやCX-5のような“デザインで魅せる”SUVと比較すると、CR-Vは万人向けのシンプルなスタイル。
パッと見の華やかさが少ないため、「地味」「オシャレじゃない」と感じられることがあります。

CR-Vの登場時期が遅すぎ、やや古さを感じる

  • ヴェゼル:ボディ同色グリルを採用し、ホンダ迷走デザインの流れ
  • ZR-V:おちょぼ口のグリルを採用
  • CR-V:ホンダの王道的な万人が好む、デザイン。国内トップモデルなのに、序列を感じさせる格付けのオーラが一切ない
  • アンビエントライトなどの光ものが乏しい

日本での存在感が薄い

販売数が少ない → 街中で見ない → 流行っていない → ダサい
という“負の連鎖”が起きやすいモデルです。

ホンダのSUVラインナップが多すぎる

ヴェゼル・ZR-V という人気SUVの影に隠れてしまい、「どこにポジションがあるのか分かりづらい」状況が続いています。

価格が高め

CR-Vはグローバル基準で作られているため、装備が豪華で値段も高い。
結果として、「高いのにデザインが地味」という印象につながりやすいです。
これで、500万を超えてくれば、プレリュードと同じ初期予約の購入者に行き渡った後、低空飛行の可能性大。

CR-Vがハリアー・RAV4・CX-5・エクストレイルに劣ると言われる理由

ハリアーに負ける理由:デザイン性

ハリアーは“都会的・ラグジュアリーSUV”として確固たるブランドを築いています。
対してCR-Vは実用性がメイン。
見た目で選ぶユーザーに刺さりにくいのが最大の理由です。

RAV4に負ける理由:アウトドア性とブランド力

RAV4はタフネス系デザインと豊富な4WDグレードで大人気。
「キャンプ=RAV4」というイメージが強く、アウトドア層はCR-Vを選びにくいです。

 CX-5に負ける理由:質感と価格バランス

CX-5は内外装の質感が非常に高く、価格も手頃。
同価格帯で比べると「CX-5のほうが高級感がある」とよく言われます。

エクストレイルに負ける理由:e-POWERの存在感

最新エクストレイルはe-POWER+e-4ORCEで“電動4WD”の評価が高い。
一方CR-Vのe:HEVは効率重視で、走りの魅力という面では差を感じるユーザーもいます。

まとめ

CR-Vは世界ではトップクラスの販売力を持つ優秀なグローバルSUVです。
しかし、6代目CR-Vの日本導入が遅れたことで、モデルの鮮度が大幅に劣化し、ライバル車との比較に耐えられない可能性が高い状況です。
デザインの地味さ、販売戦略、競合の強さなどから「売れない」「ダサい」と評される場面がありますが、実際には以下のように実用性・走行性能・安全性は非常に高いレベルにあります。

  • 世界水準の広い室内と快適性
  • 効率と静粛性に優れたe:HEV
  • 豊富な安全・先進装備
  • 北米で支持され続ける信頼性

目立つデザインやブランドイメージよりも、「本質的な使い勝手の良さ」を重視する人にとって、CR-Vは実は非常に優れた選択肢です。
日本での人気は控えめとなる可能性が高いですが、車としての総合力は決して他社に劣りません。
毎度おなじみのホンダ経営戦略的な失敗から、悲惨な運命を辿りそうなCR-V6代目ですが、良い車であるとする「まとめ」になります。