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ホンダeの生産中止がダサイ・失敗の原因

査定君
査定君

コンパクトBEVとして、デザインも斬新なホンダeは、たった3年で生産終了となりました。「HONDA e」の失敗は、何が問題だったのか、中古車は買いか、実態を解説します。

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ホンダeの概要

ホンダ初の本格量産バッテリー電気自動車(BEV)として、期待されたモデルですが、約3年強の販売期間で「ホンダe」が生産終了となりました。

スペック・主要諸元

項目 Honda e Advance
サイズ 全長3895×全幅1750×全高1510mm
ホイールベース 2530mm
乗車定員 4名
車重 1540kg
最高出力 154PS/3497~10000rpm
最大トルク 315Nm/0~2000rpm
駆動方式 RWD(後輪駆動)、RRレイアウト
サスペンション 前後マクファーソンストラット
バッテリー容量 35.5kWh
充電ポート フロント中央の位置にあり
一充電走行距離 WLTCモード:259km

JC08モード:274km

価格(税込) 495万円
CEV補助金 最大80万円交付
生産工場 埼玉寄居工場(海外・国内向け全量)

特徴

  • 前後重量配分:50:50
  • リアモーターリアドライブ
  • 前引きタイロッド(運動性能を重視したスポーツカーに採用例が多い)
  • 12.3インチ x 3パネル、サイドミラーのモニター

3年で生産終了の背景

欧州CAFE規制対策用だが

2017年東京モーターショーでのコンセプトカー
すでに、この時点ではテスラ3やリーフなどにより市場は開拓され、ベンチマークとなる車両が存在し、欧州車の老舗メーカーからも数社登場済(VW、ルノー、プジョー、キア)でした。
市場マーケットとして、ユーザーが求める性能と価格は何か、が見えていたはずです。
航続距離が短距離なら、その性能に見合った低価格にするなど、目標設定を完全に見誤っていたと言えます。

発売時期

  • 欧州発売が2020年夏
  • 国内発売が2020年10月末

Honda eは、2024年1月をもって生産終了

  • 2024年1月で生産終了
  • 生産販売期間は約3年強の実績

Honda e 生産終了の理由とは

  • 「販売不振」が理由
  • 国内販売計画:年間1000台 →累計登録台数:1,800台未満
  • 欧州販売計画:年間10000台 →累計登録台数:11,000台強

販売不振の理由

ネット上の販売不振理由を整理すると大きく3点に集約されます。

  • 価格が高すぎる。約500万は高い
  • 航続距離が実質、150km未満は短すぎる
  • カッコ悪い

価格が高すぎる。約500万は高い

BEVとはいえ、日産リーフよりもコンパクトな車体サイズで500万は高いでしょう。
日産リーフという国産車としての見本がありながら、この価格設定は意味不明ですね。
インテリアの大型モニターなど、インパクトは十分ありますが、BEV性能が絶対的にチープなため、この500万価格に見合う納得感は得られないでしょう。コストを掛ける先を誤った感じですね。

航続距離が実質、150km未満は短すぎる

これも、日産リーフの発売初期モデルのような性能です。
マツダMX-30EVも似たような性能であり、短距離用途に絞ったコンセプトがメーカーの言い分ですが、そのような言い訳は通用しません。
日々の買い物や送り迎え用途であれば十分なのですが、主要マーケットがCO2規制(CAFE規制対策)の欧州市場メインです。BEVとしてもライバル多数で、航続距離が最優先事項のポイントであるにも関わらず、チープ性能過ぎます。これが2015年だったら許された可能性も高いですが、さすがに2020年スペックとしては、あまりにも貧弱過ぎました。

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カッコ悪い

「カッコ悪い」は少数意見であり、全体的に「かわいい」という意見の方が多いです。エクステリアについて、前後マスクが一緒という意見もありましたが、これも無視していいレベルでしょう。
外観デザインについては、概ね高評価であり、デザインは成功だと判断できます。
インテリアもパネルを並べただけとの意見もありましたが、2020年時点のBEVでは先進的なレベルであり、他モデルにはない個性、魅力の一つとして判断できます。

その他不満点

  • トランク容量が200Lを切り、狭い
  • ファブリックのシートが、ややチープ

ホンダe失敗、生産終了のまとめ

コンパクトなスタイリングなど、注目を浴びたホンダeですが、「ダサイ」「失敗」という結果に終わってしまったことが非常に残念です。

改良すらしない使い捨て車

将来を戦えない短命モデルとして開発したのであれば、その開発計画、販売計画はあまりにも「ずさん」です。
バッテリーの航続距離延長やモデルライフサイクルを延命させる施策は全く実施しておらず、日産リーフのようなモデル改良すら実施しない施策は、開発コストの無駄でしょう。

マーケティングの調査不足

BEVライバル車が集まる欧州市場向けにも関わらず、マーケティング全無視で、開発者の思いを優先させた結果、性能と価格のミスマッチ、ユーザー不在となる「いつものホンダ失敗パターン」を踏襲しています。短命さでいえば、2代目NSXも同様ですね。

欧州市場向けであれば、日産リーフ、欧州コンパクトEV勢と同等以上のコスパを確保しつつ、ホンダとしての特徴をアピールすべきだったのです。
「価格」「BEV航続距離性能」という点で、欧州市場におけるライバル達の土俵にすら立てておらず、門前払いという予想された結果なのでしょう。HONDA e失敗は既定路線だったという「まとめ」になります。