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ジャパンモビリティーショーはオワコンなのか

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モーターショーは、過去から未来への自動車を映す鏡です。
モビリティショーにおいて「オワコン車」は存在しますが、日本車やモビリティショー自体が「オワコン」ではありません。その違いを解説します。

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ショー専用モデルはオワコンなのか

過去、ショーモデルをハリボテと罵倒し、そのような車を出品する意味すらないと、将来ビジョンを全否定するメディアがありました。
このような遊び車は、ショーモデルとして、来場者を楽しませてくれる存在の典型例です。
むしろ、そんな夢も欠片もなく、特定メーカーの車だけを賛美する論調こそ「オワコン」なのです。
2015 TOYOTA KIKAI

過去も昔も今も変わらない

それは、東京モーターショーが開催された、1954年から、モータリゼーションの高まり、高度経済成長期、バブル期、現在まで、数々の印象的な車が登場したことでしょう。
特定の開催年、特定の車だけ、技術的な進化が、凄かった・著しかった、などという事も一切ない。

単に、来場者数や出展社数が、盛り下がった開催年があった、ぐらいのことです。

どこにオワコン感があるのか

どこぞのメディアで語る、「完全に手のひら返し」の論調が面白い。
今回は凄くて、前回はダメ、という無茶苦茶な話でもありません。

自動運転やゼロエミッションをアピールする場なのか

トップメーカーが全方位と叫んでいるのだから、内燃車の新型コンセプトカーは、場違いだと非難するメディアもナンセンスでしょう。モーターショーがモビリティショーになろうが、4輪2輪と関連企業が主役であることに変わりないです。

海外のモーターショーはオワコン化

アジア圏では、安価なBEVが押し寄せ、内燃車を駆逐する勢いとなっているのが、自動車ショーです。一方で、欧米圏では、すでに内燃車のモーターショーは環境に良くないという団体勢力により、オワコン化しつつあるようです。

中国ショーは購入可能だから日本も同様とすべきなのか

その方が、もっと盛り上がるとする有識者ネット記事がありました。
ショー割引などの特典により、購入意欲が湧くケースもあるでしょう。ただ、手持ちのスマホで可能なら、ショー会場で販売する意味はありません。
もし、セールス担当者が、個々に応対するとなれば、商談ブースのスペースも人員も無理すぎるでしょう。

ハリボテこそ、ショーの醍醐味

一見、ダンボールカーか

  • ショー専用コンセプトモデルを見に行く、それがショーそのもの
  • モビリティとしての関連展示物
  • 市販化は、ムリゲーな夢モデル
  • 市販化には時間が掛かりそうなモデル
  • 市販化が近い完成度のモデル
  • いろいろあって、訪問者を楽しませてくれる場所
  • ショーに正解などないのです

「想像だけのクルマはいらない」と言いつつ、特定メーカーのお気に入りコンセプトカーは褒めてしまう一部メディアの論評が溢れています。

外観こそ、ガルウィングだが

ショー専用に派手な外観は当たり前。

ハリボテ車の典型例

この車が、その後に市販化されたわけではありません。しかし、他のショー専用モデルと一緒にハリボテと罵倒されないことが、一部メーカーのポイントです。

市販化に繋がらないモデルもある

しかし、そのショーモデルであっても、その技術やエッセンスが、市販化モデルの開発のヒントやベースとして、継承されることは言うまでもないでしょう。

市販化妄想の筆頭クルマがコレ

ショーにおけるオワコン車とは

  • メーカーが展示したコンセプトカーに対して、メディアが「市販化妄想記事を書きまくる数で明らかに突出した車をオワコン車と定義」してみました。
  • 今回で言えば、全く売れていない、FCEVだけど、アピール目的でショー展示してしまう事も追加したいと思います。

特定メーカーのクルマだけは特別扱いとか

ショー専用モデルは、ハリボテと罵倒する割に、「特定メーカー車」だけは、特別扱いが定番であり、市販化確実とか、なにやら意味不明な論調が並びます。
過去実績をふまえれば、皆さんご存じの流れですが、前回のショーモデル同様、ハリボテ感が、この特定メーカーにも強く感じるのは気のせいでしょうか。

モビリティショー「オワコン感」のまとめ

BEVを全面に押し出しすぎ感

海外モーターショーで、ダメ出しされまくった日本車です。
その反動からか、BEV出品車が多すぎて、日本人来場者にとっては、全く実感のないモデルそのもでしょうか。現状のBEVニーズ同様、日本人来場者の興味は薄いでしょう。
まさに、オワコンと叩くメディア向けの「BEVでも出遅れていないのポーズ」になってしまっています。

内燃新型車が展示されていない

どのメーカーとは言いませんが、登場間もない内燃エンジン新型車を展示せず、BEVばかりというのは、やり過ぎでしょう。むしろ、その新型車を見たかった来場者が多いことでしょう。

当日入場券がネット経由とか

当日、入場を諦めた来場者が相当数発生していたようです。
ネット登録が目的なのでしょう。それが作戦なのでしょうが、従来感覚で訪れた来場者の反感は、大きそうです。

海外モーターショーオワコン感とは異なる日本の雰囲気

  • EV出遅れなど、今さら頑張っても仕方がない
  • ここは開き直るべき
  • 今回、コロナ明けの入場者数を見れば、従来型モーターショーでも全く問題ない感

むしろ、ガソリン、ディーゼル全開のジャパンオリジナルのショーとして、不参加海外メーカーの参加を募るべきなのが、EV出遅れ日本ショーの在り方ではないでしょうか。

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