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外車の中古はやめたほうが良いのか

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査定君
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外車の中古車購入は止めた方が良いです。ってどうよ。
特にどの輸入車中古車を止めるべきなのか、特に外車初心者へのアドバイスをまとめました。

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外車のイメージ

  • 国産車の車検代に対して数倍かかる
  • 国産車に比べて故障しやすい
  • 国産車に比べて寿命が短い

このようなイメージが先行しており、実際に外車の中古車購入を躊躇するケースも多いでしょう。
この外車イメージは、最新の中古車事情と照らし合わせて、本当なのでしょうか。

最新の外車は壊れにくく品質も向上した

数十年前は外車といえばヤナセ(YANASE)しか無かったイメージですが、すでに街中でもメルセデスやBMWなどの外車ディーラーが普通に見掛けるようになりました。
外国のメーカーも正規ディーラーとして、日本へ進出し営業活動を行うようになりました。
都市部ではクラウン・カローラ並みに外車を見掛けるケースが多くなっていると思います。
マークXやスカイラインといった国産車から躊躇することなく、外車に乗換えも進み、新車販売台数も増えて行きました。新車が売れれば、当然中古車も市場で増えていきます。

中古車の品質維持策

新車が売れても中古車の品質が悪ければ、新車販売のイメージにも影響が出ます。さらに中古車価格の下落という負のスパイラルに陥り、ブランド力の低下に繋がります。
そこで、輸入車メーカーは、新車時の新車保証期間3年程度は一定額を支払うとメンテナンス代を軽減するサービスを開始しました。これは、1990年代以降の自動車部品の品質が大きく改善し、自動車自体が壊れにくく、ロングライフ化したことに起因しています。
さらに認定中古車として、中古車品質を保証するサービスを開始しました。
この仕組みによって、正規ディーラーを経由する認定中古車の品質が安定し、価格も安定することに繋がったのです。

輸入車の品質向上策のまとめ

日本車は、1980年代のバブル期時点において、世界を席巻するクオリティと高性能を手に入れました。海外メーカーは、初代レクサスLSの高品質に加え、低価格車の壊れにくい品質に圧倒されました。そして、日本車の品質を必死になって学び、バブル期以降の海外メーカーは、新車・中古車の品質向上策を推進しました。

  • 新車時のメンテナンス費用の負担軽減と新車保証サービスの充実
  • 認定中古車制度による、中古車の品質維持と価格低下防止
  • 顧客満足度において、プレミアムブランドとして、国産車以上のサービス提供

日本の都市部だけでなく、田舎でも輸入車が普通に見られるようになったのは、輸入車メーカーの努力の結果とも言えます。

  • 輸入車は、壊れやすい
  • 輸入車は、維持費が掛かり過ぎる

というバブル期以前の輸入車のマイナスイメージの払拭に成功し、日本市場に拡大に繋がったのです。

壊れやすい・維持費が高いイメージが定着したのか?

近年の輸入車は、故障率がかなり減少し、維持費の高さから手放すケースも少なくなったことで、輸入車の拡大に繋がりました。特に新車購入から3年の新車保証期間中であれば、国産車と全く変わらないコストで維持できるケースも増えています。
しかし、国産車に比べて部品を輸入に頼る点で、維持費については、高コストになりがちです。5年を過ぎたあたりから、国産車に比べて、消耗部品が多くなる・維持費が高くなるのも事実であり、この差は今後も埋まらないでしょう。

特にネット上は、下記のネガキャンに集約される傾向です。

  • 1990年以前の古い輸入車のイメージ(まだ低品質の時代)
  • 程度の悪い安い中古車で痛い目を見た方(劣悪な低価格車を掴んでしまったユーザーの声)
  • 維持費が国産車と全く変わらないと思っていた方(単なる情報不足の見栄っ張り)

やめた方がいい外車とは

  • 新車価格1000万超えの超高級車
  • 新車登録後、7年を超えた車
  • 走行距離、7万キロを超えた車

上級モデル、経年劣化車、多走行車が該当します。

やめた方がいい外車の車種とは

高額な維持費

  • メルセデスS/CLS/GLEクラス
  • BMW6/7シリーズ/X6/X7
  • アウディA7/8/Q8
  • ポルシェパナメーラ、カイエン

故障のリスク

  • アメ車800万以上のクラス
  • VW・アウディのDSG搭載車
  • 5年超の新車延長保証切れ
  • 10万キロ超えの他走行車

特にメルセデスやBMWの上級モデルは、新車価格1000万を超え、相応の収入が無いと新車購入は厳しいでしょう。日常の維持としても、このクラスだけは、レクサスの上位車の2倍以上の維持費が掛かるイメージです。もし、購入したいのであれば、5年以内、5万キロ以内の高年式モデルの購入をお勧めしますが、購入代金は、それなりの高額になります。
VW・アウディのDSG搭載車は、日本でのトラブル発生率が高く、渋滞路に向いていないのかもしれません。比較的、渋滞の少ない郊外や高速道路主体の利用には向いているでしょう。

外車初心者にありがちな失敗

超上級車種を100万円台で購入。古いSクラスや7シリーズを購入してしまうケースです。古いポルシェやフェラーリと同様に爆弾を買うようなものです。
新車を購入できるような収入のある方、もしくは安価な整備工場と知り合いである方以外はお勧めできない車種です。
メルセデスCクラスやA4など普通のグレードでも低年式・多走行では部品の劣化が進んでいますので、リフレッシュにするには国産車以上の維持費が掛かります。

外車の中古はやめたほうが良いのか・まとめ

  • 2回目の車検以降は、維持費がアップする
  • 7万キロ、7年超えの中古車はなるべく避ける(前オーナーの乗り方次第)
  • 最上級モデルの維持費は、新車が買える方のみが維持可能

お勧めの外車中古車とは

  • 1回目の車検と取ったばかりの低走行車
  • 新古車、登録済未使用車
  • 最低でも、中古車購入から1年間保証が付いているもの

外車の中古車経験者であれば、一定のリスクを覚悟した選択も可能でしょう。
外車初心者にとっては割高になりますが、一定の保険を掛けた購入をお勧めします。