ドッカンターボの第3世代
初代シーマ
バブル期の末期、シーマ現象となった日産の高級車です。
3.0LのV6ターボは、フェアレディZやレパードなどにも搭載されていたエンジンですが、255psまでアップされ、高級セダンに似合わない豪快な加速感を味合わせてくれました。
リアサスが沈み込んで加速する姿は、ジェントルでなくドッカンな加速感は、クラウンには無いシーマのアピールポイントでもありました。(伊藤かずえさんのレストアで大注目のシーマ)
スターレットEP71/EP82
韋駄天ターボのジャジャ馬として登場したEP71ターボ。ハイとロー2つのモードを備えていました。
4E-FTE型1.3L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンは、最高出力135ps、最大トルク16.0kgmに進化したEP82。(写真はEP82)
FFライトウェイトスポーツはドッカンターボを楽しませてくれた一台でしょう。
兄弟車としてカローラ2のリトラクタブルライトにもターボが搭載され、こちらも隠れたジャジャ馬でした。
ビッグシングルターボとは
ターボチャージャーを用いた自動車エンジンチューニングにおいて、ノーマルエンジン用タービンよりも容量の大きなターボチャージャーを1基を搭載することを指す。
特徴とメリデメ
市販車では、ターボのピークパワーは、エンジン最大出力の回転数よりも早めに収束する設定としています。
理由は、低中速域の過給によるパワーアップを目的としているためです。エンジンの最大回転数に合わせた風量でタービンを回す為、タービンは大きく、かつシングルとなるため、ビッグシングルターボと呼ばれます。
メリット
ビッグシングルの目的は、低中速域のパワーよりも、高回転域のパワーを重視し、エンジン最大出力の回転数合わせたターボチャージャーを採用することで、ターボパワーの最大値を獲得する手法です。
デメリット
その結果、低中速域はスカスカとなる「ドッカンターボ」の特性となります。最高速やゼロヨン重視としてビッグシングルターボが選ばれ、公道やレース用途としては、非常に使い勝手の悪いタービンとなります。
現在のドッカンターボとは
2010年以降、世界では、ダウンサイジングターボが主流となり、ドッカン度は影を潜めてしまいました。
直噴ターボによるフラットトルク化と多段ATにより、低速から十分なトルクを発生するようになり、従来のような盛り上がりを期待する層にとっては、やや面白みの無いエンジンとなっています。
ドッカンターボのまとめ
- ジャジャ馬と言われた多くの旧車は、ドッカンターボのエンジン特性を持った車も多い。
- 旧車のターボは、ドッカンターボ
- 旧車のターボは、ジャジャ馬
- これは、すべて同意です。
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