賛美記事の連発にウンザリ
自動車関連サイトにCX-60の賛美記事が続々登場
特に、同じ直6エンジンを搭載するBMWのSUVと比較した感想を述べた投稿も目立ち、「この価格帯はおトクすぎる」「BMWのM54型エンジンみたい」
もはや、作文レベルに近い妄想コメントですね。
BMWをライバルに挙げること自体、BMWユーザーから見れば失礼であり、眼中にすらないと思います。輸入車の場合、ブランド指名買いですから、マツダ車と比較検討することなどあり得ません。
ライバル車と同列に語り、お得感やコスパをアピールする手法は、二流輸入車メーカーの得意とする賛美記事戦略です。あえて、国産車が行う必要はないでしょう。
ユーザー購入サイトでの賛美は微妙
引用元の文章を要約しています。
ソフトウエアアップデートで、不具合の大半は解消しました・・・
小手先で変わるような不具合なら、そこまで叩かれません。解消していません。
込み600万で買えるならライバル欧州車より安い・・・
もう少し出して、レクサスや欧州車を買った方が、満足度も完成度も断然高いことは言うまでもありませんね。もはや自画自賛の内容が凄すぎました。
CX-60は、失敗:まとめ
ラージコンセプトとして、完全な迷走がみられます。
マツダ車といえば、エクステリアとインテリアデザインで、ここ10年持っているようなものです。
最新欧州車トレンドがどのような状況かも知らず、まるで15年前の欧州車が2022年に登場したかのような時代遅れコンセプト満載です。高級車ブランド車を全く知らない典型例がここにあります。
時代に追いついている点は、デザインのみ
ライバル他社を研究し、ディテールの模倣などは明白ですが、現在のマツダを支えているのデザイン部門です。エクステリア、インテリアなど、パクリ感は強いものの、成功していると感じられます。
いつも足を引っ張るパワー・エンジン部門
ダウンサイジングターボ軽視、いまどき6AT、電動化軽視、トヨタ協業軽視による、失われたマツダ15年の黒歴史は、「スカイアクティブテクノロジー」が築いたといえます。この迷走施策は、ラージの本線にも受け継がれ、負の遺産を引きずっていると言えます。
スカイアクティブ計画を全廃し、再構築することが、今後のマツダ経営に課せられた使命です。
北米専用CX-50は国内投入せず
CX-5の古さが隠せなくなり、北米登場済みのCX-50(スモール)は、ワイド&ローなデザインで登場が待たれますが、日本国内導入は無いようです。スタイリッシュというよりは、腰高なブサイク感が漂うCX-60(ラージ)のイメージとは異なります。CX-60に残念感がある方は、CX-70/80/90を待つしかないでしょう。
がっかり・ダサイ・失敗のポイント
- BMW X3(G01)をマネし過ぎなデザイン
- グリル大型化とLED埋め込みデザインが、やや未成熟(FRショートオーバーハング化のデザインは、まだまだ未成熟、というかカッコ悪い)
- ロングホイールベース化、車幅拡大が生かせていないデザインや居住性の狭さ
- いまどき2.5LのNAエンジン主力って、いつの時代の話?
- 6気筒ガソリン仕様なし(これが本命じゃないの?)
- 直6なのにガサツな回転フィール
- ユーザー不在の6気筒3.3Lディーゼル(ディーゼルターボなら4気筒2.2Lで十分だけど)
- マイルドハイブリッドなのに価格高過ぎ
- マイルドハイブリッドなのに「ハイブリッド」を名乗るってどうよ
- 誰が買うの?PHVの価格設定(ライバルに対して高過ぎ)
- 残念なトルコンレス8AT、北米やアジア圏、日本で全く好まれない機械式クラッチは高級車らしくない粗雑な、ショック満載のクラッチフィール
- SUVボディにFR標準ってどうよ。SUVらしく4WDを選ぶと価格アップ(標準じゃないの?)
- リヤサス設計に問題あり、高級車らしくない乗り心地の意見多数。
- ソフトウエアアップデートの小手先対応で解消できるレベルなら、最初からやってます。全く解消していません。(全て解消したようなユーザーのネット記事に驚きを隠せません)
スカイアクティブG・D・Xを根絶することがマツダに未来をもたらす鍵
3.3L直6ディーゼルをメインに据えるため、2.5L直4ガソリンターボ/2.2L直4ディーゼルターボが無いなど、偏ったラインナップの見直しを図る事が、マツダ復活の鍵になります。
- NAエンジンを全廃し、すべてダウンサイジングターボ化(1.3/1.5/2.0/2.5/3.0L)
- 世界的に人気下降のディーゼル全廃
- ガソリン内燃エンジンを世界基準のターボ化(今さら)した上で、PHVモデルを追加
- 全車CVT化またはトルコン8AT化
- CX-70/80/90も金太郎的、負の遺産が継承される見込み