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「マルチパスウェイの本質」はオワコン

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世界がBEV拡大に向け進んでいる事実

ジェトロ作成の図を見れば、一目瞭然です。
EU市場では、ガソリン、ディーゼルの純内燃車が極端に落ち込んでいる傾向です。
進みが遅い地域もありますが、それを以ってマルチパスウェイが正論との根拠にはなりません。

BEV一本やり、一本足は、無理なのか

BEVに向かう前のPHEVもあります。徐々にCO2排出を削減する施策です。
家充電ベースのガラケーは、スマホへの移行は時間が掛かりませんでした。
ガソリンスタンド(ICE)から家充電(BEV)への移行を伴いますので、時間は掛かるでしょう。
それがHEV温存の理由にすらなりません。
BEVやPHEVという世界で切磋琢磨されている分野で、生き残れていない、シェアを取れていないオワコン状況が今ですから、巻き返しとか、ゲームチェンジは無理ゲーなのです。

ユーチューバーやEV系ブログの主張に誇張が無いとは言いませんが、それも日本がIT家電で駆逐された危機感から出たものなのです。
オワコン3兄弟(H2/FCEV/CN燃料)は、今後も主役になれないことは、誰の目にも明らかであり、CO2規制上もHEVが淘汰されるルール(CAFE/ZEV)が確定しています。

  • 今、HEVが売れているから残すというシナリオは日本国内でしか通用しません。
  • BEV/PHEVにおける日本車の出遅れが明確であるため、叩かれているのです。

ユーザーは電動化に置いて行かれているのか

この推移を見れば、ユーザーが追いついていないと言い切るのは早計です。
また、BEV推進派の予想から外れていようが、着実に内燃車が減っているのです。

脱炭素はBEV確定、過渡期はPHEVというルール決定済

もう、CAFE規制で決まっていることです。だからEV出遅れと叩かれているのです。
欧州メーカーは、BEV/PHEVに注力しており、中国製BEV/PHEVの追い上げもあり、内燃エンジンベースのPHEVでも、日本製が圧倒的に出遅れている状況です。
CO2排出総量を削減すれば良いとする「日本のHEVロビー活動」は、とっくにオワコンです。
FCEV/H2/CNに加えて、HEVが本線ではありません。

BEV出遅れを唱える国内メディアは、誤りなのか

過去、家電IT撃沈の歴史を振り返り、国内メディアがBEV出遅れと危惧する記事は、誤りではないのです。正しい事実に基づいた記事です。

CO2規制強化は、EUだけの話ではない

欧州委員会、CAFE規制の縛りがあり、内燃車のCO2規制強化の緩くなったわけでもないのです。

CAFE規制の概要と国産車の今後とは
CAFE規制という自動車の燃費規制は、自動車業界にCO2排出ガスの数値を計測し、罰金を科すものです。内燃エンジンが主たる国産メーカーにとって、経営的にも販売的にも多大な影響を与えています。そのCAFE規制について解説します。

e-fuelやCN燃料に幻想抱く、崖っぷちの状況

内燃エンジン延命のニュースが出るたびに、EU失敗、トヨタ勝利の文字が躍る国内メディア。
蓋を開ければ、希望の光にもならない状況を理解した方が良いでしょう。

e-fuel(合成燃料)はオワコンか、内燃エンジン車に未来はあるのか
EU(欧州連合)委員会が2035年に内燃エンジン禁止案を撤廃し、e-Fuel(合成燃料)利用可を方針を採択しました。 e-fuelは、内燃エンジンにとって救世主に見えますが本当でしょうか。 一方でe-fuelはオワコンという説もあります。その理由を解説します。

BEV推奨メディアのぶち上げた予想シェアは誤りなのか

EV系ブログが立てた過去の予想値に対して、BEVシェアは、その予想値に達していないとする意見があります。

しかし、EU内のシェア推移実績を見る限り、日本国内との温度差が激しい事が誰にでも理解できるでしょう。むしろ、急速に内燃車が萎んでいる事が理解できます。
EUシェア推移だけを見れば、あながち間違ってはいないのです。

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